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    「宇宙」という言葉 金木犀の宇宙的雑文29
     半分趣味で「『宇宙』の語源と語義の変遷」という研究ノートを書いて、発表してみました。古代中国で生まれた「宇宙」という言葉が、どうやって日本にやってきて、今の意味になったかという考察です。

     いまネット上で検索をかけると、「宇宙」の語源として『淮南子(えなんじ)』というB.C.2世紀ごろの中国古典を挙げてよしとする例がほとんどです。ここでは「世界」という意味で使われています。もう一つの例は、各時代や民族の宇宙観および宇宙論と結びつけるもので、これは非常に面白いのですが、私の疑問には答えてくれませんでした。
     同じ日本でも、日本書紀での「宇宙」と宇宙開発というときの「宇宙」では、明らかな意味のずれが見られます。私はこのずれがいつ、どこで、どうやって生まれたのかを知りたかったのです。

     結論から言えば、「宇宙」という言葉そのものは『荘子(ソウジ)』(『淮南子』よりも古いとされる書物だが、本当のところは研究者でも分からない)にあらわれ、2400年以上の歴史を持つのですが、現代的な意味で使われるようになってからは百数十年の歴史しかありません。明治時代の学校教育において現代的な意味での「宇宙」が使われるようになったのです。初出はおそらく明治8年、『牙氏初学須知』という、博物学(現在では理科となっている)教科書です。これは西洋の本の翻訳でした。その後の博物学教科書にも「宇宙」は使用され、ここにおいて2000年以上にわたる「世界」という意味に加えて「星間空間、大気圏外の空間」という意味が付け加わりました。現在では後者の意味での使われることがほとんどなのは、皆さんご存じだと思います。
     国語辞典をひもといてみると、「宇宙」は「cosmos」、「universe」、あるいは「celestial space」の訳語としあらわれます。ただし「space」のみで「宇宙」と訳す例は、かなり遅く――少なくとも英和辞典においては第二次世界大戦後――にならないと見られませんでした。

     こんな感じです。本当は日本における各時代での意味や、『淮南子』・『荘子』以外の中国古典での使われ方(『説文解字』など)も書いたのですが、煩を避けるためにこの記事では割愛します。

     本文を読みたい方は、右側のメールフォームやtwitter(@kin_mokusei)からご連絡を。PDFにて差し上げます。

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