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    【訂正有】赤外線天文衛星「あかり」に電力異常発生
     5月25日の宇宙開発委員会の例会を傍聴してきましたが、どうも「あかり」チームはまだまだやる気のようです。
    平成23年第16回宇宙開発委員会配付資料(PDF/サーバの回線速度が遅いので表示に2~3分かかります)
     続報はこちらから>「あかり」電力異常の続報:宇宙開発委員会傍聴記

    赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の電力異常について(JAXAプレスリリース)

     先日の「だいち」に続き、「あかり」も寿命を迎えつつあるようです。
     プレスリリースを読んで分かるのは以下の事実。
    1.バッテリの蓄電量の低下により、軽負荷モードに移行し、搭載観測機器、Xバンド送信機の電源がオフ状態となっていることが、内之浦局での受信データにより判明。
    2.その後、蓄電量の低下が進み、日陰により衛星への電力供給が断たれた後、日照により初期状態に移行したことが確認された。
    3.現在は、太陽電池パドルによる電力発生のある時間帯のみ、衛星への電力供給がなされている。

     2に分かりづらい表現があるので、ちょっと解説を加えます。
     「蓄電量の低下が進み、日陰により衛星への電力供給が断たれた後、日照により初期状態に移行した」というのは、「バッテリ切れ→太陽電池に日光が当たって発電開始→その電力でオールリセット→打ち上げ直後のまっさらな状態に戻った」ということだ。3と合わせて読むとよく分かります。
     起きている現象は非常に単純で、「バッテリが死んで太陽電池に光が当たっているだけ動く」ということ。ちょうど、バッテリーが寿命を迎えたパソコンや携帯電話が、充電プラグを差している間だけ動作するのと同じです。問題は、人工衛星のバッテリは交換できないという点にあります。

     とどのつまりは、バッテリが寿命を迎え、必要な蓄電量が確保できなくなったということでしょう。これから夏にかけ、日陰帯を通過するようになるので、運用終了宣言も近いように思います(個人的予想です)。ちょっと早いですが、長いことお疲れ様でしたと言っておきましょう。
     宇宙開発委員会でのやりとりの様子から察するに「あかり」チームはまだまだやる気のようです。

     自分が打上げを見に行き始めた頃に上がった衛星が、次々に寿命を迎えています。ちょうど一世代分を見届けた、と言えるくらいの見学歴になったのですね。感慨深いです。
    「あかり」(ASTRO-F)プロジェクトサイト
    (ISAS/JAXA)
    P1040042.jpg P1040063.jpg
    打上げを待つM-V-8/ASTRO-F「あかり」と、打ち上げ直後のM-V-8(ともにphoenix氏撮影)

    snapshot20110524214324.jpg snapshot20110524214308.jpg
    左:雲に突っ込む直前  右:雲をオレンジに染めて南へ翔ける(ともに金木犀撮影)

     日の出直後、明暗境界線をなぞる軌道への打上げだったため、地上は朝、上空は夜という、稀な条件下の見学でした。朝から夜へのグラデーションに染まる雲がオレンジに染まるのは、凄絶な風景でした。


     最近、更新がさよならニュースばかりですね。もうちょっと雑談っぽいことやイベントレポなども書きたいのですがねぇ。

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    この記事のコメント
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    バッテリーがなくても太陽電池が生きてる限り観測できるんじゃないんだろうか、そうそう打ち上げるわけじゃないんだし限界まで使ってほしい
    2011-05-24 Tue 23:09 | URL | 7試宇宙船 #-[ 内容変更]
    これから夏にかけ、日陰帯が挟まるようになりますので、そこでプロマネがどういう判断を下すかですね。
    個人的には、もう限界と言っていいのではないかと思っていますが……。
    2011-05-24 Tue 23:21 | URL | 金木犀@管理人 #NrBA8kAs[ 内容変更]
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