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    X-0 JAXAi閉鎖。そして日本宇宙フォーラムとの関係考察
     明けなければいい日が明けました。今日は丸の内のJAXAi閉館日です。事業仕分けによって閉館が決まりました。その時は「廃止判定やむなし」と書いたのですが、頭での理解と心情はやはり違います。確かに効率はあまりよろしくない。ただし、隣のビルがJAXA東京事務所(ここに広報部が入居している)だったり、更にその隣にも事業所があったりして、場所代は高いものの効率は良いはず。

     ここから私見を交えます。

     仕分けの傾向を見ると、標的とされたのはJAXAi本体というより、運営を委託されている(財)日本宇宙フォーラム(公式HP)だったのではないでしょうか。これは明らかに外郭団体…いわゆる天下り先。2010年12月現在の理事長の間宮馨氏は元文部科学省文部科学審議官にしてJAXA副理事長(宇宙フォーラム理事長就任前までの経歴)。この方、JAXAの資料「役員に就いている退職公務員等の状況(2010年10月1日現在)」と併せ見れば、2003年7月に文部科学審議官を退官、同年9月、発足と同時にJAXA副理事長就任、2008年9月にJAXA副理事を退職して同年11月1日付けで日本宇宙フォーラム理事長に就任しています。お給料は財団の規定によって月額124万円。更に退職金は、これまた規定により、在職月数×給与の12.5%の金額を貰えるのです。理事長なら月あたり15万5000円ずつ退職金が増えていく計算です。(私のお給金よりも多いぞ、わぁお!)例えばまる2年、24ヶ月在職して退任した場合は372万円となります。
     文科省から退職金、JAXAから退職金、そしてこのままいけば日本宇宙フォーラムから退職金…まぁ、これは典型的な天下り&渡り、ですね。民主党が見逃そうはずもない。
     ちなみにこの件に関しては、第174回国会 経済産業委員会 第2号(平成22年3月17日(水曜日)で問題になっています。さらにこの議事録を読むと、宇宙フォーラムの予算の95%はJAXAからの補助金……つまり税金だと言います。財務情報を見てみると、2009年度の予算は12億4020万円、この95%だとすると、11億7819万円となります。また、広報普及のためについた予算は約6億、予算の方には給与なども含まれていますから、単純な比較はできませんが、およそ半分の額です。風の噂では、JAXAiの所在地の賃料が年間約1億円と聞きますから、人件費等まで含めれば、財団の年間予算の1割ほどが食われている計算でしょう(推測)。

     日本宇宙フォーラムの所在地は東京都千代田区大手町 2-2-1 新大手町ビル7F(財団HPに記載された所在地情報)。ここは2008年時点では、JAXAの東京事務所大手町分室(衛星利用推進センター)と住所が同じ(JAXA NOTE 2008による)。大手町分室は、2009年5月に東京都千代田区丸の内1-8-2 第一鉄鋼ビル5階に移転(JAXAのHPより移転告知)しているものの、フォーラムは現在もここに残っています。

     JAXA本体がやれば、問題なかったのでしょう、恐らく。
     仕分けを擁護する気はありません。あれは一種のつるし上げに見えて仕方がないのです。ですが、天下り団体に特有の、ある種お役所体質然とした雰囲気があったJAXAiに改善が必要だったのは事実。なぁなぁの委託と、癒着としか見えないJAXAと日本宇宙フォーラムの関係。それが廃止判定となって返ってきた、そう理解しています。そういう意味では、仕分け人はちゃんと見ていたのでしょう。
     本当に残念なのは、「次」が決まっていないこと。たぶん、予算調達のため仕分けたかったのが第一で、一般向け宇宙開発広報をどうするかという、大局的なビジョンなんか無かったんですよ。そう邪推したくなるのです。

     なにはともあれ、JAXAiは今日をもって閉鎖。ちょうど良い集合場所だったのです。宇宙ファンにとって。
     いち利用者にとって、お上の方の事情は知らぬ事。私があそこでお会いした職員さんは、出来る範囲で居心地の良い空間にすべく、とても良いお仕事をしていたと思います。土日祝以外は売店やってないなど問題はありましたが、私、本当に好きだったんですよ、あの場所が。閉鎖はまことに残念、無念。
     形を変えて復活してくれることを願いつつ、これからお別れに行ってきます。

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    28日に惜しまれながら閉館したJAXAiについて、文系宇宙工学研究所の金木犀さん... …
    2010-12-29 Wed 19:50 覚え書き@kazuhi.to
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