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    事業仕分け第3弾の感想(JAXA部分)
     仕分けの結果、「平成23年度~25年度の予算規模は、平成22年度当初要求額程度に抑える。そして、間接経費をしっかり削ってね」という話になりました。つまり現状維持。
     かなりJAXAに優しい結論だと思います。

     水上氏の発言は的外れ。「夢のモノとビジネスライクなモノを切り分けて説明してほしい」だそうですが、やってる側からすればどれも飯の種です。更に、「民間が利益を受ける事業については、民間が応分負担しない限り認めない。「はやぶさ」のような、「夢」の事業は国際的なモノに限定してはどうか」という提案に到っては、大変言葉が悪いですが、勉強し直してこい、としか言いようがありません!

     中後氏の「一社応札の入札が多い。専門なのでそれは仕方ない部分もあるだろうが、それは随意契約すればいいのでは。それ以外の部分ではしっかりと競争原理をはたらかせれば縮減できるのでは」というのは納得。随契の話が出たのは意外。それやっちゃいけないところ(つまり、その会社以外はそれを実現できる技術をもっていない部分)まで「競争原理を働かせろ」と言われるかと思っていたので。あと、天下りの指摘が出たときのJAXA説明担当者の答えはNG。あなたにはその認識がないかも知れないが、形はどうであれ、一線を退いた、あるいは退職したOBが、関連する分野の企業・団体に行くことを天下りというのですよ。

     また、松井氏の指摘は非常に重要。とりわけ、宇宙戦略本部の専門部会が今まで一度も開かれなかったことを踏まえての話がとても本質を突いていたので、以下に概要を記します。

    「長期的視野に立たないまま、単年度の話をいくらしても、抜本的な予算縮減は難しいのでは。事業仕分けは単年度の話なのでなじまないかもしれないが、本当に事業仕分けと将来計画を結びつけて議論するなら、宇宙基本法の精神に戻り、戦略会議ができたときの考えに基づき、内閣総理大臣が戦略的に計画を立てて予算をやる。文科省は研究開発の省庁なので、やはり『利用』にはなじまないところがある。そういう中での説明なので、非常に限定的だと思う。そして、これを改めることが重要だと思う」

     ちなみに宇宙基本法は自民党政権時に成立し、それを受けて設置された宇宙開発戦略本部は、当然ながら自民党政権下の施策の結果と言うことになります(ここも松井氏が指摘していました)。日本は法治国家ですから、与党が変わっても廃止されない限り法律は生きています。気にくわなかろうと生きています。
     日本の宇宙開発は、ぜひともこうした、省庁横断の機関で大きな戦略目標を掲げ、なおかつ有識者会議で個別の話を詰める。そしてそれを十分に反映した(つまり、「ウチはここの指導の下にやってます」という確たる根拠を示せる)予算請求を行う、という方向になって欲しいと、私は願う次第です。

     あと、来年度の新規衛星立ち上げは「はやぶさ2」のみだそうです。ああ…恐れていた事態になってしまいましたか。ですが、現政権の寿命もさほど長くないと予想される現在、乗り切るために必要な手段だったのでしょう。

     今回最大の収穫は、「宇宙開発の重要性と、その中でJAXAが果たす役割の大きさは(仕分け人達が)認識している」という言葉を引き出せたことでしょう。結果、平成22年当初予算に据え置き、という話になったのは、逆に言えば今年度予算の妥当性が評価された、もしくは予算を削減されないほどの取引材料を提示できたと言うことではないのでしょうか。
     文科省・財務省の説明人は、今回も説明が官僚作文で曖昧でしたが、それでも最初に比べれば進歩しました。ぜひとも分かりやすくきっぱりした説明ができるようになって欲しいものです。まぁ、言ってはいけないことも多々あるのでしょうが。

     以上、感想まで。

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