今日の午後、急に金沢に行きたくなりました。久々の思いつき旅行。
あっち行くなら夜行列車だなあ、と思って、空席を調べてみました。すると、なんとまあ、空いているではないですか。
こうして、行きは急行「能登」、帰りは寝台列車「北陸」を使っての旅をすることにしました。
乗車券は「北陸フリーきっぷ」を利用します。追加料金なしで「能登」指定席、「北陸」B寝台(ソロ含)に乗れるすばらしい切符。ただし東京特定区内~フリーエリア内に入るまで、途中下車できません(エリア内は乗降自由、特急の普通自由席も乗り放題)。4日間有効。
始発の上野に、発車1時間ほど前に着くと、そこそこな数の鉄さんたちが。どうやら引退が決まった「北陸」を撮りに来ているようです。

夕食をとって「北陸」を見送ると、いよいよ「能登」の入線です。

昔懐かしいボンネット型の先頭車、クリーム色と臙脂色に塗り分けられた国鉄急行塗装。さあ、昭和時代がやってきました。「ホームライナー」のヘッドマークを外すと、蛍光灯に照らされた「能登」の幕式ヘッドマークが現れました。

早速乗り込んで、7号車の前半分、ラウンジに陣取ります。パソコンがあるのは現代ですが、気分は昭和の大学生。これこそ夜行列車の醍醐味。
つい先ほど、最初の停車駅、大宮を出ました。
・・・どうやら、着いたようです。列車は、夜の関東平野を驀進中。
「能登」よ、行け! 汝、老いてなお健在なれば。