文系宇宙工学研究所へようこそ!



    宇宙ニュースが中心のブログです。同人サークル「液酸/液水」の告知ページでもあります。

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      ロケット打ち上げ見学の案内がメインのはず。種子島、内之浦のロケット&観光情報、最新の宇宙ニュースなどを紹介。
      打上げ見学記「ロケット紀行」シリーズ、打上げ見学と宇宙関係施設観光のためのガイドブック「宇宙へ!」などの同人誌を販売中。


     オススメ・お役立ち  
      ・種子島ロケット見学マップ(PDF版:2010年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)
      ・ロケット見学案内記第6版(PDF版:2011年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)

    イベント参加予定:コミティア122 配置:K-56a 於東京ビッグサイト 11月23日(木・祝)
            :おもしろ同人誌バザール4 配置:57 於ベルサール神保町 10月28日(土)
            :コミックマーケット93 (当落待ち)

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    ロケットのリストラ
     朝日新聞の記事より。H-IIAのSSB(細い方のブースター)を廃止する意向のようです。これによって、2022/2024の2タイプがなくなり、202(基本型)/204に再編される模様。
     2024は、私が初めてナマで見た打ち上げです。空中点火がなくなるのが寂しいですが、確かに簡略化した方が量産効果はありそうですね。

    三菱重工、ロケットの生産体制見直しなどでコスト削減へ
    2006年12月05日18時25分
     [東京 5日 ロイター] 三菱重工業<7011.T>は5日、ロケットの打ち上げコストを2割程度削減する方針を示した。同社航空宇宙事業本部宇宙機器部の栗原良晴・部長が事業説明会で語った。来年度からロケット打ち上げが民営化されるのにあわせて生産体制の見直しを進めて、価格競争力を高める方針。

     競合する欧米のロケット打ち上げ費用は6000万―7000万ドル(66億―77億円)で、受注を得るには「H2Aの打ち上げ費用も現在の100億円から2割程度削減する必要がある」(栗原部長)。このため栗原部長は、4通りあったロケットブースターの組み合わせを2通りに半減させることで「生産ラインがシンプルになり、生産効率が上がる」と説明した。

     こうした自助努力で10億円弱の削減を目指し、打ち上げ場の設備維持費などの負担を国に求めて欧米勢と同程度の価格にすることで競争力を確保したい考え。

     打ち上げの採算性について栗原部長は「年に3―4機打ち上げれば損失にはならない」との認識を述べ、打ち上げの信頼性を維持・向上させるために政府主導の打ち上げを年3機程度求めていく考えも示した。このほか欧米の民間企業などからの受注について、08年―10年の3年間に世界中で年平均20回程度の打ち上げ予定があると説明し「07年度、08年度にまず1機を受注して先鞭をつけたい」と述べた。

     欧米からの受注? 何を言っているんだろう。夢は寝てから見るものですよ。何と言ってもソユーズとアリアンという、錚々たる実績を持つ「信頼が確立された」ロケットを向こうに回そうと言うんですから、相当な目玉がないと難しいのは自明の理・・・のはずなんですが。
     打ち上げ期間は「台風シーズンまっただ中」と「冬の季節風吹き荒れる」時期に制限され、ギアナのアリアンよりもペイロード比は低く、ソユーズのように1000機以上の実績を持っているわけでもないH-IIAロケットが、さしたる営業もなく「待ち」の体制で、どうやって世界に互していこうというんですかね。
     はっきり言いましょう、目立った長所がない。アダプタで2機同時打ち上げというのはアリアンの模倣ですし、ブースターの数で打ち上げ能力を変えるのはよく使われる手段。強いて挙げるならば再々着火可能な第2段エンジン(この技術を確立したエンジンは他にSSMEしかない)ですが、そこまで細かいことをする必要はあまり無い。むしろやめた方がコストが億円単位で下がります。簡素化にはまた費用がかかるわけですが。

     第一、自前で衛星打ち上げ手段を持っていたら絶対そっち使いますって。

     打ち上げ回数を年平均20回としていますが、2006年に打ち上げられた民間衛星は10機強だったはず。どちらにせよ「20回」の見通しがどこから出てきたのか不思議です。

     まずは国内の衛星市場を立て直してからにしましょうよ。
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