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    金木犀の宇宙的雑文3 千字文と宇宙
    大学院入試が終わりました。
    今日は面接だったのですが、専門的なつっこみにも何とか答えられたので、手応えアリ、といったところ。
    発表は21日なので、明日はきっとそわそわしてると思います。

    この夏はいつもより多くの漢文を読む機会がありましたが、その中の一つで「宇宙」という言葉に出会いました。

    テキストの名前は「千字文」。その名の通り、重複しない千個の字で作られた漢詩です。中国をはじめ、漢字文化圏の国々では、日本の「いろは歌」と同じように、子供が文字を学ぶ際の教材として使われていました。(もちろん日本でも)

    その詩は、
    天地玄黄 宇宙洪荒 (てんちげんこう うちゅうこうこう)
    日月盈昃 辰宿列張 (じつげつえいしょく しんしゅくれっちょう)
    で始まっています。
    意味は、天は黒く地は黄色く、宇宙は大きく広い。月日は満ちて傾き、星座は列をなして天球に張りつけられている。といったところです。
    まずはこの大地について述べ、次に宇宙、太陽と月、夜空の星、と続きます。これが古代中国の世界観なのでしょうか。

    ところでこの「宇宙」という言葉、我々日本人のイメージとはちょっと異なるみたいです。
    どうやら古代中国では、「地上から天空、時間の古今までをひっくるめた世界全て」を意味したらしいです。かなり広い範囲を指す言葉だったんですね。
    漢字ごとにバラして考えると、「宇」は大きな屋根で覆われた家、という意味で、そこから転じて大空に覆われた全ての空間、となります。
    「宙」は、世界をおおう時間・空間の広がり、という意味を持っています。
    なるほど、漢字ごとの意味を合わせると、確かにそういう意味になりますなあ。

    千字文は、南朝・梁(502-549年)の武帝が、周興嗣(470-521年)に作らせたことから始まっていますので、「宇宙」という語は、少なくとも1500年の歴史があるんですね。
    日本人が「いろは」で数を表したように、中国人は千字文で数を表しました。
    いろはは47文字、対する千字文は1000文字。これで充分事足りると思いきや、構成の人がさらに字を加えて2000文字、3000文字、果ては1万字のものまで創作したらしいです。ただし、千字文以外はまったく普及せずに終わりました。
    いろはで数を表すことは、今ではあまりないですが、それでも「いの一番」(略して「いのいち」などとも言うみたいです)という表現に残ってますね。

    ちなみに現代中国語では、日本で言う「宇宙」、星間空間としての宇宙を指す語は、「太空」「外層空間」のようです。


    千字文全文が気になる方はhttp://www.asahi-net.or.jp/~DE3M-OZW/kansi/02senji/senji02.htmへ。
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