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      打上げ見学記「ロケット紀行」シリーズ、打上げ見学と宇宙関係施設観光のためのガイドブック「宇宙へ!」などの同人誌を頒布中。


     オススメ・お役立ち  
      ・種子島ロケット見学マップ(PDF版:2010年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)
      ・ロケット見学案内記第6版(PDF版:2011年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)

    イベント参加予定:コミックマーケット94 3日目(8月12日・日)東2ホールW-54b

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    日本固体ロケットの流れと日産
     カルロス・ゴーン氏の逮捕というニュースを片目に、この記事を書いています。
     氏の日産社長就任は、日本の固体ロケットメーカに変化をもたらしたことを考えながら。

     日本の固体ロケットは、糸川英夫博士のペンシルから始まります。この時の製造メーカは富士精密工業でした。その流れで、その後の固体ロケットも担当するようになります。
     1961年、富士精密はプリンス自動車に社名変更。後に即位する今上天皇(明仁親王、平成の天皇)が立太子の礼を行ったのがこの年で、これを記念した社名でした。1967年には御料車である日産プリンスロイヤルを納車することにもなり、明仁親王の車好きとも相まって関係は深かったといいます。
     1966年、プリンスは日産自動車に事実上の吸収合併。
     2000年、ルノーの資本参加とゴーン氏の社長就任が契機となり、航空宇宙事業部はIHIに事業譲渡。日産は経営難にあり、改善のため自動車部門以外から撤退するという方針だったことと、ロケットに加えてミサイル等の防衛庁向け飛翔体も作っていたので、外国に技術が流れるのを防止する狙いがあったといいます。譲渡先のIHIは航空宇宙部門の子会社を作りました。それが現在のIHIエアロスペース。ここでは現在、H-IIA・BロケットのSRB-A(固体ロケットブーッスタ)およびイプシロンロケットの本体と、防衛省向けのミサイル・ロケット弾等を製造しています。(なお、火薬は日本油脂などの専業メーカの製造です)

     年表に整理しておきます。
    1950年 - 富士精密工業株式会社創業(中島飛行機の流れを汲む)
    1955年 - ペンシルロケット製造
    1961年 - 社名変更によりプリンス自動車工業株式会社に
    1966年 - プリンス自動車、日産自動車株式会社に吸収合併
    2000年 - 日産が航空宇宙事業部をIHIに譲渡、株式会社アイ・エイチ・アイ・エアロスペース発足
    2008年 - 社名変更により株式会社IHIエアロスペースに

     部門ごと譲渡されたが、日本の宇宙開発の源流に日産がいた、と言う思い出話でした。
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