文系宇宙工学研究所へようこそ!



    宇宙ニュースが中心のブログです。同人サークル「液酸/液水」の告知ページでもあります。

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      ようこそ文系宇宙工学研究所へ。
      管理人・金木犀の同人サークル「液酸/液水」の告知ページも兼ねています。

      ロケット打ち上げ見学の案内がメインのはず。種子島、内之浦のロケット&観光情報、最新の宇宙ニュースなどを紹介。
      打上げ見学記「ロケット紀行」シリーズ、打上げ見学と宇宙関係施設観光のためのガイドブック「宇宙へ!」などの同人誌を販売中。


     オススメ・お役立ち  
      ・種子島ロケット見学マップ(PDF版:2010年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)
      ・ロケット見学案内記第6版(PDF版:2011年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)

    イベント参加予定:ニコニコ超会議2017 4月29・30日(土祝・日)於幕張メッセ
             COMITIA120 5月6日(土) 於東京ビッグサイト

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    赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)停波、運用終了
     以下の記事の続報です。
    赤外線天文衛星「あかり」科学観測終了、停波へ

     ・赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の運用終了について
     本日、2011年11月24日(木)17時23分、赤外線天文衛星「あかり」の停波運用が実施されました。これで「あかり」運用はは完全に終了です。関係者の皆様、長いことお疲れ様でした。
     「あかり」の成果で目覚ましいものといえば、何と言っても「赤外線天体カタログ」を作成したことでしょう。IRAS衛星によって作られた最初のカタログを大幅に上回る、約130万の天体が収録されています。

     私個人としては、初めて見たM-Vが「あかり」打上げだったので、非常に思い出深いです。あの時は、H-IIA F9と打上げ見学のはしごをしたのでした。夜と朝の狭間の打上げだったのをよく覚えています。

     衛星としてはこれで終わりですが、後に残したものは多いのです。願わくばこれを種として、新しい芽が育ちますように。

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    命名:「しずく」
     また、衛星の名付け親になりました。第一期水循環変動観測衛星GCOM-W1「しずく」です。
     陸域観測衛星「だいち」(ALOS)、月探査衛星「かぐや」(SELENE)、超光速インターネット衛星「きずな」(WINDS)に続いて、4機目の「我が子」です。
     無事の旅立ちを祈りつつ、自分がそれを種子島で見守れるように頑張りたいと思います。

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    2011年末ロケット打上げ情報(H-IIA F20、S-310-40、S-520-26)
     2011年12月は、3機のロケットが上がることになりました。1機は大型、2機は観測です。2006年初頭以来の大ラッシュです。(あの時は、2006年1月24日にH-IIA F8、2月18日にH-IIA F9、2月22日にM-V-8が打ち上がりました)今回はそれよりももっと短いスパンです。打上げ部隊の方、くれぐれもお体にお気を付けて。

    大型ロケット

    H-IIA F20
    プレスリリース:H-IIAロケット20号機の打上げについて
    ・打上げ予定日:2011年12月11日(日)
    ・打上げ時間帯:10:00~12:00
    ・打上げ予備期間:2011年12月12日(月)~2012年1月9日(月)
    ・打上げ場所:種子島宇宙センター 大崎射場 吉信第一射点

    観測ロケット
    2機合わせての実験期間:2011年12月10日(土)~2012年1月31日(火)
    プレスリリース:2011年度第2次観測ロケット実験の実施について

    S-310-40
    ・打上げ予定日:2011年12月19日(月)
    ・打上げ時間帯:23:00~23:50
    ・打上げ予備期間:2011年12月20日(火)~2012年1月31日(火)?
    ・打上げ場所:内之浦宇宙空間観測所 KS台地
    ・打上げ条件:電離圏下部に高電子密度領域が発生し、中波帯電波の伝搬を妨げている状態であること。ロケットの保安や飛行に影響を与えない天候であること。
    ・実験目的:夜間中緯度電離圏領域における電波伝搬解析
    ・概要ポスター:S-310-40号機による電離圏下部領域の電波伝搬特性観測(注:PDF)

    S-520-26
    ・打上げ予定日:2011年12月22日(木)
    ・打上げ時間帯:05:10~06:10
    ・打上げ予備期間:2011年12月23日(金)~2012年1月31日(火)?
    ・打上げ場所:内之浦宇宙空間観測所 KS台地
    ・打上げ条件:早朝かつ、以下の3つの条件が満たされていること。
            (1)目的とする現象(電離圏に電子密度の擾乱)が発生している
            (2)地上観測点(3箇所)においてロケット飛翔方向に雲がない
            (3)ロケットの保安や飛行に影響を与えない天候
    ・実験目的:熱圏下部(高度約80~300km)を飛翔する観測ロケットにより中性大気、プラズマ、電場と磁場の直接観測を行うことによって、中性-電離大気間のエネルギー交換を含む物理過程に関する更なる理解を目指す。中性大気の運動はロケットからリチウムを放出し、その発光雲(太陽光を受けて赤く光る)の時間的な変化を地上から観測する。
    ・概要ポスター:S-520-26号観測ロケット搭載LESによるリチウム放出実験:WIND-2計画(注:PDF)

     行けるものなら全部行きたいけれど……ひとまずH-IIA F20を目標にします。

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    20世紀FOX「はやぶさ/HAYABUSA」の感想
     20世紀FOX制作の「はやぶさ/HAYABUSA」、新宿での公開が最終日だったので、駆け込みで2度目の劇場鑑賞をしてきました。そんなわけで感想をば。
     ネタバレありです。

     結論:面白かった

     どんなものができるのか、お涙ちょうだいの人間ドラマが前面に出されるのではないかと危惧していたのですが、そんなこともなく、安心して見られました。
     主人公・水沢恵の人物と立ち位置が、良いポジションです。博士課程の研究生なのですが、的場(的川先生がモデル、役者は西田敏行)に「なんでもやってもらうからね」と言われて広報も兼ねさせることによって、どこにいても違和感のないキャラクターが無理なく生まれたのでしょう。登場人物は、モデルになった人物に本当によく似ています。佐野史郎演じる川渕幸一(川口先生がモデル)は、本当にはまり役。講演会やTVなどで話を聞いていると、本当にあんなしゃべり方・仕草なのです。よく研究していると思います。また、ファン的に押さえないといけないイベントは、的確に押さえています。
     実写とCGがないまぜになった打上げシーンは、よくできています。監督が一番苦労したシーンというのがここらしいのですが、かっこいいカメラワークと的確な描写です。

     それと主人公、博士論文を書いている学生で神保町の古本屋でアルバイトというのは、まさに私の境遇です(スーパー兼業はしていませんが)。「科学者やるには論文を書き続けるしかない」「お前、何のために研究してるんだ?」というのは、私自身に向けられた問いにも聞こえます。
     作中、坂上PIが任期切れで去っていくシーンがありますが、任期付き研究員というのは、現実でも昨今よくあるお話。そして、私にとっては明日は我が身でもあるのです。

     残念だったのは、主人公・水沢の書く「はやぶさ」絵本がどうなったのか、わからなくなってしまったこと。ここがはっきりしないと、途中に挟まる擬人化メッセージが若干浮いてしまうように思います。また、主人公が「はやぶさ」打上げを見守っている場所は報道席なので、あんなに地元の人がいるということはまずありません。

     しかし、そんな欠点を補ってあまりあるものが感じられます。事実を元によく作り込んだ、「はやぶさ」への愛が感じられるお話でした。
     打上げから帰還まで追いかけた一人のファンとして、お薦めできる内容です。そう、これはあくまで事実を元にしたフィクション。事実の的確な描写を求めるのなら、それは昨今巷にあふれる「はやぶさ」関連本を買ったり、関係者の登壇する講演会にこそ行けばよいのです。

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