文系宇宙工学研究所へようこそ!



    宇宙ニュースが中心のブログです。同人サークル「液酸/液水」の告知ページでもあります。

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      ようこそ文系宇宙工学研究所へ。
      管理人・金木犀の同人サークル「液酸/液水」の告知ページも兼ねています。

      ロケット打ち上げ見学の案内がメインのはず。種子島、内之浦のロケット&観光情報、最新の宇宙ニュースなどを紹介。
      打上げ見学記「ロケット紀行」シリーズ、打上げ見学と宇宙関係施設観光のためのガイドブック「宇宙へ!」などの同人誌を販売中。


     オススメ・お役立ち  
      ・種子島ロケット見学マップ(PDF版:2010年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)
      ・ロケット見学案内記第6版(PDF版:2011年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)

    イベント参加予定:コミックマーケット92於東京ビッグサイト 8月12日(土・2日目)東ペ-56a 

    イベント以外での本の購入は以下のバナーをクリック↓
        紙版:自家通販     紙版:ショップ委託(通販あり)
         

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    コミックマーケット79受かりました
     配置は31日(金・3日目)東5ホール、ハ05-a「液酸/液水」です。
     今回は「宇宙(そら)へ! 宇宙開発見学総合ガイドブック」 改訂版を出せるように準備中です。
    旧版内容と見本>http://ekisanekisui.blog.shinobi.jp/Entry/5/
     お楽しみに!

     11月14日開催のコミティア94に出展します。
    日時:11月14日(日)11:00~16:00
    会場:東京ビッグサイト
    配置:西2ホール F16a 「液酸/液水」
     既刊3種と新刊「はみだしロケット紀行5 OT-75Sロケット考究」を持ち込む予定です。
     こちらもよろしくお願いします。

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    朝比奈大龍勢に行ってきました
     10月16日に行われた、朝比奈大龍勢(あさひな おおりゅうせい)に行ってきました。
     場所は静岡県藤枝市岡部町、六所(ろくしょ)神社の例祭にあわせ、2年に一度奉納されています。起源は、朝比奈城ののろしが発展したものではないかと推測されています。ですが決め手はなく、未詳とした方がよさそうです。
     好天に恵まれ、美しい打上げを堪能できました。夜打ちの玄妙さは格別。おいしく飲んで食べて、適当に散歩して時折写真を撮って。
     まことに楽しい時間でした。同行者の皆様に感謝を。
     なお、以下の写真は、すべてクリックで大きいサイズが表示されます。

    昼打上げ
    ・一般見学場所などより
    IMG_9480.jpg IMG_9513.jpg IMG_9518.jpg IMG_9480.jpg


    ・コスモス畑の向こうに
    IMG_9530.jpg IMG_9535.jpg

    ・黄昏にて
    IMG_9636.jpg IMG_9637.jpg 

    ・飾り物展開
    IMG_9570.jpg IMG_9454.jpg IMG_9608.jpg

    ・筒ハネ(爆発)
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     夜打ち
    ・長時間露光
    IMG_9655.jpg IMG_9669.jpg IMG_9686.jpg

    ・筒はね(爆発)
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    ・幕間の花火
    IMG_9679-1.jpg IMG_9692.jpg


    献発(発射)手順
    1.吊り上げ
    IMG_9579.jpg IMG_9582.jpg

    2.櫓に掛ける。終わり次第待避
    IMG_9584.jpg IMG_9590.jpg

    3.点火、しばらくタメて発射
    IMG_9594.jpg IMG_9598.jpg IMG_9600.jpg

    周辺風景
    ・六所神社参道および由緒書
    IMG_9521.jpg IMG_9524.jpg

    ・実物大龍勢(飛んだもの)とコスモス畑、出店
    IMG_9504.jpg IMG_9543.jpg IMG_9705.jpg


     なお、プログラムには和歌、もしくは七五調の惹句が書いてあり、それぞれの龍勢の飾り物は、その句の内容に見立てたものになっているのだそう。また、火薬は、かつては自家調合で量も多かったものの、今は諸々の法令や事情によって、花火屋から上限3kgで買っているのだそうです。更に、打上げから最初の飾り物放出までの時間も7秒以内と決まっているのだとか。
     地元のおじいさん曰く「昔はもっと高く昇ったし、爆発するにしてもすげえった。今のはかわいいもんだね、お嬢さんだお嬢さん」とのこと。
     また、上昇途中に飾り物を放出するのを「イキ」、頂点付近で放出するのを「ワラビ手」、落下途中に放出するのを「サガリ」といい、「ワラビ手」が最高とされています。
     一番ダメなのは発射後、飾り物が一切開かずに落ちることで、これよりだったら打上櫓の上で爆発した方がずっといいのだそうです。

     最後に、秩父・吉田町の椋神社龍勢との違いをまとめます。
     まずは口上。
    朝比奈の例:
    「東西、東西。大龍勢(おおりゅうせい)、大龍勢~
    (和歌、もしくは七五調の惹句)
    (スポンサー名列挙)
    (「連」【製作団体のこと】の紹介)様の
    ご献発。大龍勢、大龍勢。○○連××さん、点火して下さい」
    (ここで点火。しばらく櫓で煙を噴いたまま居座る。居座っているうちに、再度スポンサー名と「連」の紹介)
    「大龍勢、大龍勢。」(2回目の「おおりゅうせい」のかけ声と前後して発射)

    秩父の例:
    「東西、東西。ここに掛け置く龍の次第は~
    (製造者・「流派」【製作団体のこと】の紹介)
    (龍勢の形状・背負い物などの説明)
    (奉納者の紹介)
    (願掛け(五穀豊穣・世界平和・景気回復etc...))
    これを椋神社に、ご奉納、ごほ~うの~~う~」

    以下、箇条書きにて。
    ・朝比奈の方が到達高度が低め(薬量、装飾品の重量が理由か?)
    ・朝比奈の方が背負物(上空で放出する飾花火・装飾品類)は派手
    ・朝比奈の打ち上げ櫓は鉄パイプを組んだ恒久的なもの(秩父は木製)
    ・口上の差(重要な差:打上げのことを、朝比奈は「ご献発」、秩父は「ご奉納」と言う)
    ・夜打ちの有無(朝比奈=あり、秩父=なし)
    ・櫓がけの方法(朝比奈=最上段足場外側、秩父=最上段足場内側)
    ・龍勢製作団体の名称(朝比奈=連、秩父=流派、ただしともに地縁団体)

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    東京とびもの学会 作業部会に参加
     去る10月10日、東京とびもの学会作業部会に行ってきました。

     これは、元宇宙研(ISAS)の技官でロケット班長を務められた林紀幸氏のお持ちになっている資料を、将来的には一般の方々へ公開することを目指し、ご本人達のお話を伺いながら整理する集まりです。

     日本の宇宙開発史を調査するならば欠かせない、一次史料の山。その中にはご本人でないと分からない、またはご本人だとすぐわかるものの、そうでないと調べるのに膨大な手間がかかるものがしばしばあります。ですが、今後、日本の宇宙開発黎明期の話は、当事者に伺うことが難しくなってくると思われます。
     今回誘って頂いたのも何かのご縁でしょうから、できる限りのお手伝いができればと思っています。

    p-s.jpg
     発射後、砂に刺さったペンシルロケット。指の跡が見えるのは、埋まったのを掘り起こしたためだと思われます。この時代からの資史料がありました。

     コミティア94受かりました。西2ホール F16a「液酸/液水」です。11月14日(日)、ビッグサイトにて開催。ご来場お待ちしております。

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    誕生日にて:漢詩一首
     どうもお久しぶり、金木犀です。
     今年も誕生日がやってきました。また一年生き延びて、こうして記事を書くことができました。
     おおよそ3週間ぶりの更新ですが、今日は宇宙系の話題ではありません。随想などをつらつら綴っていくことにします。
     しばしのお付き合いを。

     もう、ずいぶん前から気になる漢詩があるのです。ちょっと長いですが、頑張って紹介します。
     書き下しと現代語訳はかなり怪しいので、あまりアテにしないで下さい。

    達哉楽天行(白居易)

    達哉達哉白楽天、分司東都十三年。
    七旬才満冠已掛、半禄未及車先懸。
    或伴游客春行楽、或随山僧夜坐禅。
    二年忘卻問家事、門庭多草厨少煙。
    庖童朝告塩米尽、侍婢暮訴衣裳穿。
    妻孥不悦甥侄悶、而我醉臥方陶然。
    起来与爾画生計、薄産処置有後先。
    先売南坊十畝園、次売東都五頃田。
    然後兼売所居宅、彷彿穫緡二三千。
    半与爾充衣食費、半与吾供酒肉銭。
    吾今已年七十一、眼昏須白頭風眩。
    但恐此銭用不盡、即先朝露帰夜泉。
    未帰且住亦不悪、饑餐楽飲安穏眠。
    死生無可無不可、達哉達哉白楽天。

    【書き下し】
      達哉達哉白楽天、東都に分司たり十三年。
      才は七旬に満ち冠已に掛く、半禄未だ及ばずして車先ず懸く。
      或は游客を伴いて春に行楽し、或は山僧に随いて夜に坐禅す。
      二年家事を問ふを忘却し、門庭草多く厨煙少なし。
      庖童朝塩米の尽くるを告ぐ、侍婢暮に衣裳穿てるを訴ふ。
      妻孥悦ばず甥侄悶す、而して我は酔臥し方に陶然たり。
      起き来たりて爾と生計を画す、薄産処置に後先有り。
      先に南坊の十畝の園を売り、次に東都の五頃の田を売らん。
      然る後に兼ねて居宅を売る所、彷彿として緡二三千を穫ん。
      半ばは爾に与え衣食の費に充つ、半ばは吾に与え酒肉の銭に供さん。
      吾は今已に年七十一、眼昏み須白く頭風眩。
      但だ恐る此の銭用い尽くさず、即ち先づ朝露夜泉に帰すを。
      未だ帰らずして且つ住亦た悪からず、饑すれば餐し楽なれば飲し安穏として眠る。
      死生可無く不可無し、達哉達哉白楽天。

    【現代語訳】
    まこと達観した者であるよ、白楽天は。洛陽の長官を務めること十三年に及んだ。
    年は七十歳を超えたので冠を掛け、まだ年金暮らしではないが車を懸けて退官した。
    訪れる客と共に春の行楽を楽しんだり、あるいは僧侶と共に夜、座禅を組んだりしているのだ。
    二年間家のことを忘れ去ったので、庭は草ぼうぼう、台所からは煙も立たない。
    料理にあたる小僧が食べ物の尽きたことを告げ、女中どもは暮れに衣装が穴だらけだと訴えてくる。
    妻子は嬉しそうではなく、甥姪は頭を抱えているのだが、わしゃ酔っぱらって寝転がり、陶然としているのだ。
    起きたのでお前と生活計画を立てようか。少ない財産だが、売り払うのに順番がある。
    まず、南坊の十畝の園を売り、次に東都洛陽の五頃の田を売ることにしよう。
    そののちこの家を売り払えば、二・三千さしの銭になるだろう。
    半分はお前にあげて衣食の費えに充てよう。残りはわしのもの、酒肉の銭にするのだ。
    わしの年はすでに七十一、目は昏みひげは真っ白、頭はちとアヤシイ。
    ただ恐れているのは、この銭を使い切らないうちに死んでしまうことだ。
    まだ死なないでこの世に住んでいるのもまた悪くはない、腹が減れば食べ楽しければ飲み、安穏として眠るのだ。
    死ぬも生きるも可もなく不可も無し、まこと達観した者であるよ、白楽天は。

    【注】
    東都:洛陽のこと。唐の都は長安で、その東にある副都ともいうべき都市なのでこの名がある。
    七旬才満冠已掛、半禄未及車先懸:「旬」は10ずつのまとまり。今でも上旬・下旬という言い方に残っている。七旬=70歳になった者は官職を退く伝統があった。その際には毎年半禄、つまり最終官職の年俸の半額を年金として支給された。居易は元高級官吏なので、半額であっても生活に困ることはなかっただろう。冠掛・車懸はともに故事であり、官職を退くことをあらわす。
    薄産:少ない財産。この詩の中で示された財産は、元高級官吏としては確かに少ない。
    畝、頃:ともに広さを表す単位。畝は約5.8アール、頃はその100倍なので、約5.8ヘクタール。
    緡:紐にさしてまとめた銭。さし。
    須:ひげ。特にあごひげを指す。
    朝露夜泉に帰す:死ぬこと

     韜晦に韜晦を重ねた、なかなか面白い詩です。
     まあ、要は飲んだくれ爺さんの戯れごとなんですが、作者の白居易が非常な苦労人であることを知ると、別の感慨を催します。俗世を離れ、やっと手に入れた穏やかな日々。
     目を細めて、嬉しそうに酒杯を手に取る詩人の姿がまぶたの裏に浮かぶようです。
     果たして自分は、ここまで満足な老後を送ることができるのでしょうか。警句としたいと思います。

     今年の誕生日は曇り。やっと涼しく、秋らしくなってきました。虫の声も聞こえはじめ、先々週までの暑さが嘘のように思われます。今年の真夏日は、なんと72日もあったのだとか。
     今は、依頼原稿を一つ片付け、次なるプレゼン準備(2週間後!)に向け充電中。それが終われば次は論文一本、更に同人原稿も待っているのです。
     昨日、コミケの受付確認はがき、到着。書類不備はなかった模様です。
     そんな誕生日の深更なのでした。

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