文系宇宙工学研究所へようこそ!



    宇宙ニュースが中心のブログです。同人サークル「液酸/液水」の告知ページでもあります。

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      ようこそ文系宇宙工学研究所へ。
      管理人・金木犀の同人サークル「液酸/液水」の告知ページも兼ねています。

      ロケット打ち上げ見学の案内がメインのはず。種子島、内之浦のロケット&観光情報、最新の宇宙ニュースなどを紹介。
      打上げ見学記「ロケット紀行」シリーズ、打上げ見学と宇宙関係施設観光のためのガイドブック「宇宙へ!」などの同人誌を販売中。


     オススメ・お役立ち  
      ・種子島ロケット見学マップ(PDF版:2010年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)
      ・ロケット見学案内記第6版(PDF版:2011年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)

    イベント参加予定:コミックマーケット92於東京ビッグサイト 8月12日(土・2日目)東ペ-56a 

    イベント以外での本の購入は以下のバナーをクリック↓
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    明石のツァイス製プラネタリウム、引退へ
    現役日本最古参プラネ引退へカウントダウン(日本プラネタリウム協会)
     大震災に耐えて残ったカール・ツァイス・イエナ製の名機。プラネタリウム=鉄アレイ型、のイメージを作ったのはこのメーカーの投影機たちでした。
     いつか見たいと思っていたらこの決定。やはり古いモノを見たければ、早急に行くのが正解のようです。今年中には行きたく思う次第です。
    ツァイスIV型
    (画像:神戸新聞)

     そういえばメガスターはまだ見ていません。暇なのは今くらいでしょうから、早いとこ日本科学未来館に行ってくるとしましょう。

     ついでに。「プラネタリウム」というのは、投影機を指して使うのが本来の使い方です。とはいえ今は、ドーム・機械類・投影装置・その他什器類を全て合わせたシステムを「プラネタリウム」と称するのが一般的ですが。
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    別窓 | プラネタリウム | コメント:3 | トラックバック:0 |
    金木犀の宇宙的雑文11 10000hit Thanks!
     本日、めでたく10000hitを迎えることができました。開設以来1年8ヶ月、このブログを訪れて下さった皆様、本当にありがとうございます。これからも精進していきたいと思いますので、ご声援よろしくお願いいたします。

     記念に、今まで撮り貯めた打ち上げ動画を掲載します。
     全てAVI形式です。H-IIA 11号機のみファイルサイズが大きいので注意して下さい。
     右クリック>「対象をファイルに保存」でのお持ち帰りをお勧めします。

    H-IIA 7号機
     2.5MB(2005年2月26日 ひまわり6号(MTSAT-1R))
     撮影機材:CASIO EX-Z3(動画デジカメ) 撮影場所:宇宙ヶ丘公園
    H-IIA 9号機
     2.8MB(2006年2月18日 ひまわり7号(MTSAT-2))
     撮影機材:CASIO EX-Z3(動画デジカメ) 撮影場所:えびの湯付近
    H-IIA 11号機
     36.1MB(2006年12月18日 きく8号(ETS-VIII))
     撮影機材:失念・・・ 撮影場所:えびの湯付近
    M-V 8号機
     2.5MB(2006年2月22日 あかり(ASTRO-F))
     撮影機材:CASIO EX-Z3(動画デジカメ) 撮影場所:宮原一般見学場
    M-V 7号機(M-Vラストフライト)
     2.8MB(2006年9月23日 ひので(SOLAR-B))
     撮影機材:CASIO EX-Z3(動画デジカメ) 撮影場所:宮原一般見学場

    (注:M-Vは、8号機の方が先に打ち上げられました。このロケットは計画開始順に番号がつくので、号数が前後することがありました)

     掲載にあたって映像を見返すと、その時の様子が鮮やかに蘇ります。
     打ち上げの美しさなら、快晴の空に昇ったH-IIA 11号機と、明け方の空を切り裂いたM-V 8号機に勝るものはないでしょう。
     初めて見たH-IIA 7号機は、今になって思えば低くたれ込めた雲のせいで、とても音がいい打ち上げだったということが分かります。
     次の予定は、夏のH-IIA 13号機(セレーネ)か、SS-520(観測ロケット)。果たしてどんな打ち上げになるのでしょうか?

     文系宇宙工学研究所は、
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    セレーネ「月に願いを」キャンペーン<2/28消印有効、もうすぐ〆切! Webでも受付中!
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    祝! H-IIA12号機打ち上げ成功
    H-IIAロケット12号機による情報収集衛星2機(レーダ2号機および光学3号機実証衛星)の打上げ結果について(JAXA)
     成功です。分離した後はロケット側の責任ではありませんからね。
     写真などはいつもの
    宇宙作家クラブ掲示板
    H2A ロケット打ち上げレポート
    あたりでどうぞ。

     追伸、ご存じの方はご存じかと思いますが、SeeSat-L Home Page(英語)内のSeeSat-L Archivesにて、軌道要素予測値が載っています。ただし2行軌道要素の衛星名はIGS-4Aとあるので、レーダー2号機の予測値でしょう。(注:あくまで予測です。正しいとは限りません。またIGSはその性質上、現在は軌道要素を公開していません)
     先日紹介したOrbitronと組み合わせると、ちょっと面白いかもしれません。
    2行軌道要素(読み方解説:かなり専門的です)
    別窓 | 宇宙開発 | コメント:0 | トラックバック:0 |
    本日打ち上げ予定
     さんざん待ちぼうけを食らったH-IIA 12号機ですが、本日こそ打ち上げなるか? この時刻でNogoの判断が出ていないので、燃料注入はもう始まっているはず。昨日書いたように、燃料を抜いてとなると最短中5日かかり、打ち上げ期間オーバーとなる。
     ということは、ダメなら最短6月打ち上げ・・・。
     現地に見に行っている人たちのためにの、セレーネのためにも、打ち上げ関係職員の皆さんの健康のためにも、ぜひとも今日、打ち上げて欲しいものです。
    別窓 | 宇宙開発 | コメント:0 | トラックバック:0 |
    打ち上げなるか?
     度重なる延期でしたが、2月中に打ち上げるならこれが最後の機会でしょう。燃料注入後の延期は最低5日の延期、そうすると打ち上げ期間をオーバーしてしまいます。
    宇宙作家クラブ掲示板
    では、佐藤寿晃企画主任の話として、「頭の体操として、3月以降になるケースを考え始めています。」との記事もあります。打ち上げ期間に制限がある(年間190日)という日本独特の条件の、これが辛いところでしょう。同掲示板によればセレーネへの影響はまだ分からないそうだが、延びたら大変なことになるのでは?
     個人的には、来月のスペーススクールへの影響も気になるところです。
    H2A ロケット打ち上げレポートさんでは、射場周りの風景がかなりアップロードされています。
    松浦晋也のL/Dでも、なかばぼやくような記事が。お疲れ様です。それにしてもよく晴れていますねえ。

     明日予定が入っていなければ、現地に行ったのになあ。
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    Xの悲劇
    20070223155136
     帰省中に見つけたアレ。マックスコーヒーは千葉名産としてあまりに有名ですが、こいつはただもんじゃありません。
     良く見て下さい。「X」がついてるでしょう? 更にホット専用PET。
     強いッ……強すぎるッ……
    別窓 | 雑文 | コメント:0 | トラックバック:0 |
    身近なアイツら
    20070221205110
     今日のマンスリートークは、宇宙技術のスピンオフについて。ダイヤカット缶から始まり逆浸透膜をもちいた浄水機、果物の糖度測定器、断熱塗料など、少しずつではありますが、我々の身の回りに宇宙由来の技術が浸透してきているんですね。ミウラ折りというのもポケット版地図の折り方として有名です。ちなみにミウラは人名。この方、後述のダイヤカット缶の開発もしてるんですね。
     写真はそんなスピンオフの代表選手、キリン「氷結果実」シリーズのダイヤカット缶。強度の割りに素材を少なくでき、コスト削減と環境に配慮した缶になるんだとか。まあそんなことはさておき、今はこいつを帰省のお供に選び、ぐびぐびしながら電車に揺られ、この記事を書いています。おいしいです。
     車窓から細い月が見えます。今日の月は随分と赤く見えます。
    別窓 | 宇宙開発 | コメント:1 | トラックバック:0 |
    行かなくて正解
    H-IIAロケット12号機による情報収集衛星2機(レーダ2号機および光学3号機実証衛星)の打上げ延期について(JAXA)
     2/24(土)に延期です。やめておいて良かった。ここまで延びると打ち上げ期間切れが恐いですね。漁業協定などが絡むようなので、3、4、5月には打ち上げられないんだそうです。
     現地レポートは以下がお勧めです。
    H2A ロケット打ち上げレポート
    宇宙作家クラブ掲示板

     例によってライブカメラの画像です。海も空も綺麗なんですが。
    ライブカメラ

     そんなわけで今日は、丸の内のJAXAiまでマンスリートークを聴きに行ってきます。
     そして帰省! やっと実家に顔を出せる!

     ・ロケットガール(公式サイト)
     今日から放映開始です。実家にはどーんとパラボラが立ってるので、日付が変わった頃にテレビにかじりついている気がします。
     原作は続編(第4巻)が出るそうです。「沈黙のフライバイ」というタイトルで、2/24(土)発売とのこと。そうか、H-IIAはこのために延期になったのか(違。(続編の話は私の勘違いのようです。霧島さん、ご指摘ありがとうございます)
     更に、MAGIUSのサプリメントもあります。ああ、富士見の黒歴史がここにもある。これだけで出た時期丸わかりです。
     原作者、野尻抱介さんのHPは↓
    野尻抱介 リファレンス・マニュアル
     ここは掲示板「野尻ボード」が熱いです。
    応援バナー

     応援バナーがあったので掲載。作者は蘇芳さん、HPは見世物小屋ほうむぺいじです。

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    断念
     今回の種子島行きは見送ります。
     予算が足りませんでした。無念。
     明日はマンスリートークに行くことと致しましょう。
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    H-IIA 12号機新打ち上げ日決定
     2/22(木)になりました。
     プレスリリースでは打ち上げ時刻に言及がありませんでしたが、そう大きくずれることはないでしょう。
     行ってしまおうか、どうしようか。
    H-IIAロケット12号機による情報収集衛星2機(レーダ2号機および光学3号機実証衛星)の打上げ日について
    別窓 | 宇宙開発 | コメント:2 | トラックバック:0 |
    H-IIA F12(12号機)、さらに延期
     天候悪化のため、延期になりました。次は5日後? まだわからない、決まり次第発表するとのこと。燃料充填してしまったので、明日、明後日ということはないはず。
     ちょっと嫌なパターンの延期です・・・。
    宇宙作家クラブ掲示板
    H2A ロケット打ち上げレポート
     画像は、延期決定の頃のライブカメラです。
    ライブカメラ

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    H-IIA F12(12号機)ライブ中継
     予想通り、中継はありませんね。
    種子島ライブカメラ
     そっぽ向いちゃってます。下は15日午後1時25分の画像。
    ライブカメラ

     宇宙作家クラブ(SAC)では、14日から取材が始まっています。
    SAC掲示板
     写真も上がっていて興味深いです。SSB(細い方の補助ロケット)をつけた打ち上げは、今回が最後になるんだったっけ? 空中点火、迫力があったのに。
     ※2/18ご指摘がありました。「今後計画を立ち上げる衛星」にはSSBを使わない方針のようなので、現在プロジェクト進行中のSELENEとWINDS(もしかしたら準天頂衛星も)にはSSBを用いたロケットで打ち上げるようです。
     どこかでSRBを「クレヨン」、SSBを「クーピー」と言った人がいました。うまいこと言うなあ、と思いました。確かににそう見えますよ。

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    H-IIA F12延期&今週のISASメールマガジンにて
     ISASメールマガジン126号、あまりにもリアルタイム過ぎて吹き出してしまいました。
     該当箇所を引用します。原文は
    ISASメールマガジン(JAXA)
    に、近いうちに載るはずです。2/13日現在、125号まで確認しています。

    サガミハラ共和国:
     相模原キャンパスの最寄り駅は淵野辺駅です。淵野辺駅から出るバスの多くは、「宇宙科学研究本部」というバス停にとまります。ところが、そこで降りると宇宙研はどこにも見えません。地図がないと、車やパスタのお店を眺めながら呆然とすることになります。淵野辺駅からバスでお越しの際は、「市立博物館前」のバス停が便利です。

     さる文献[1]によると、金魚と三浦茜さんを乗せたヘリが着地したと伝えられる芝生が、ここです。

    http://maps.google.co.jp/?z=19&ll=35.5583,139.3944&spn=0.001174,0.001907&t=h

     当時はまだ凸字の建物もなく、広々とした芝生でした。今では工事などのため芝は僅かに見えるだけとなっています。交通機関は計画的にお選びください(:-)。

    (中略)

    [1]『天使は結果オーライ』野尻抱介

     リンクをクリックすると、Googleマップに飛びます。先週読んだばかりだったんだよう。
     今月からアニメもやります。
    ソロモン宇宙協会(公式サイト)

     H-IIA F12、天候悪化が予想されたため1日延期だそうです。
    H-IIAロケット12号機による情報収集衛星2機(レーダ2号機および光学3号機実証衛星)の打上げ延期について(JAXA)
     あと、こんなサイト見つけました。IGSの想像図(なのだろうか?)が載ってます。
    情報収集衛星 / IGS
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    衛星破壊、中国側のコメント

    衛星攻撃実験「行わない」=中国国防相が初めて言明

     【北京12日時事】中国の曹剛川国防相は12日、中国が1月に実施した衛星攻撃兵器(ASAT)実験に関して「今後行わない」と明らかにした。額賀福志郎前防衛庁長官との会談で述べたもので、中央軍事委員会副主席の地位にある軍首脳が同実験を行わないと言明したのは初めて。
    2月12日23時24分 時事通信

    親記事
     ま、当然でしょう。さすがに国際圧力が強すぎる。「神舟」の打ち上げが象徴するように、中国はここ10年来、宇宙開発に強い関心があるようです。先日の人民日報日本語版には、
    中国はなぜ月探査をするのか(1)
    と言う記事が載りました。(1)とあるのは、3回連載の1回目だからです。

     月の鉱物資源、エネルギー、特殊な環境は、将来人類が奪い合うことになる非常に重要な領域であり、もし中国がずっと手を出さずにいれば、将来何の発言権も持たないことになってしまう

     というように、裏には資源競争があるようです。今年打ち上げられるはずの月探査衛星「嫦娥1号」では、資源関係のリモートセンシングもするようです。
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    金木犀の宇宙的雑文10 ドームの星空
     久々にプラネタリウムに行ってきました。いつもの世田谷区立図書館付属のところです。相変わらずの生解説がとてもいい雰囲気。
     前半にその月の星空解説、後半が番組投影というのがお決まりの投影プログラムです。その星空解説内ではっとさせられる場面がありました。東京の市街地の夜空で冬の大三角が見えるかというのをプラネタリウムでシミュレートしたのですが、街の灯りと空気の汚れを加味すると、見る間に視認できる星の数が減っていき、空が明るくなります。最終的には、私の目で2等星が視認できるかギリギリでした。
     実際の夜空では、条件の悪い日だとオリオンの三つ星が見えないことがあります。ただでさえ光害がひどいところに、空気の汚れが重なると光がメチャクチャに乱反射して、夜中なのに空が光って見えることすらあるのです。

     なんにもなくて不便だけれど、こういうときは実家が恋しくなってきます。
     浜辺に出て東京の方を眺めると、光のドームがかかったように見えます。

     ああ、早く帰省して、好きなだけ星を眺めたいなあ。

     2/11は、「おおすみ」の打ち上げ日でした。

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    昨日の補足
     ロケットまつりの内容について、さらりと。
     ゲストは3名、分野は違いますが皆さん理学系の方。誰がいたかはここをどうぞ。
     前半は、着陸時の運用チームの様子などが聞けて楽しかったのですが、後半、イトカワの特性や観測結果についての段になると、とたんに専門用語が飛び交う世界に。ちょっとついて行けません。それでも、搭載された観測機器の目的と観測方法および特性、イトカワの生成プロセスについては二つの説があるということと、イトカワの軌道進化には木星軌道との共鳴が重要であるということまでは理解しました。
     リアクションホイール2基の故障は、工学では「予測の範囲内です」ということだったが、理学では「いくつか観測できなくなった項目がありました」とのことで、高度な姿勢制御が要求される観測項目はオシャカになってしまったようです。

     H-IIA F12の打ち上げ日は、15日の12:00~15:00(日本標準時)です。12号機のペイロードは情報収集衛星(IGS)のレーダ2号機および光学3号機実証衛星です。
     中継はおそらくないでしょう。明日あたり、種子島ライブカメラを確認するとしましょう。ロケットまつりの際に伺ったところによれば、松浦さんは取材に行かれるそうです。
    宇宙作家クラブ掲示板(2/12の時点では、12号機に関する書き込みはありません)

     先日、「宇宙のコロンブス」という本を買いました。1956年に出版された、世界及び日本の宇宙開発の展望を述べた本です。読売新聞に連載された記事に加筆訂正してまとめたもののようです。試料として「観測ロケットと人工衛星」、「日本のロケット」がつき、これがIGS(国際地球観測年)をにらんでの出版だったことが見て取れます。
     興味深いのは、「日本のロケット」内には、幻となった「シグマ」ロケットについての記述と、「カッパ」ロケットはまだ開発中である旨の記述が見られることです。出版は1956年6月ですので・・・確かに、K-1型が打ち上がってるかどうかギリギリのところです。スプートニクもまだありません。その時期に、日本にこうした本があった事に、正直とても驚きました。
     太平洋を25分で横断するという「超音速ロケット旅客機計画」についての記述が見られるのはご愛敬。<この時点で察しのいい方はネタが分かるかも
    表紙
     人工衛星打ち上げから有人月探査と続き、最後は有人火星探査について述べて終わります。

    月ロケット
     船出する月ロケット船隊。当時の人が想像した月ロケットは、こんな形です。衛星軌道上で組み立てて月に向かうことになっていました。燃料タンクはナイロンの二重構造で、外殻と内殻の間には生ゴムを詰めるとあります。人が乗る船体部分は球形の二重構造、外側を金属、内側をプラスチックで作り、間にはゴムを詰める。本文では「魔法ビンの仕掛け」と記されています。片道4日と20時間と計算されていました。

     ちょっと、目次を載せてみましょう。

     目次

     序文
     とくに大人のためのまえがき

     宇宙旅行の空中ステーション──人の住める人工衛星ができ上がるまで
     とどろく万雷、炎の滝──想像されるロケット出航の光景
     秒速二千メートル──八割以上燃料、カラ捨てて飛ぶ
     ”人工衛星軌道”に達す──高度一七三〇キロ、秒速七〇七〇メートル
     二時間で地球一回り──南極と北極の線をぐるぐる
     太陽熱が動力源──春夏秋冬で異なる軌道
     虚空で”宇宙船”組立て──人間は逆立ち、横転、自由自在
     回転させて地上の感じ──人工衛星、不安定感へらす
     月へのロケット──四四〇〇トン、高さ五三メートル
     月世界へ出発──一秒間違えても失敗
     四日と二〇時間──目指す着陸点は”ニジの入江”
     乗員室は魔法ビン式──呼吸用酸素も食糧も二十四日分
     着陸前に宙返り──月との激突をさける
     月世界へあと四分──ふき出す炎のブレーキ
     ゆっくり垂直に着陸──ドリルで岩に穴、転覆を防ぐ
     月の世界へ第一歩──新聞も読める地球の光
     燃える地球のコロナ──ことしは5月24日に見える
     火星への遠征準備──往復と滞在に二年七ヶ月
     楕円軌道にのる──月よりもむずかしい計算
     火星に人工衛星──着陸まで偵察一ヵ月
     着陸は氷雲の北極へ──切離されるグライダー・ロケット
     ふたたび空気の世界へ──青空を滑る赤熱のグライダー
     武装して火星に着陸──赤道付近、砂アラシ吹くサバク
     まず基地作り──グライダーの翼をといて
     局地の秘密──戦車の調査隊出発
     火星と通信──モシモシとハイハイに二十六分
     ロケット、地球に帰る──出発の日から九六九日目
     地球が一番住みよい──この偉大で、愚かしき人間よ

     ロケット研究・世界の現状
     観測ロケットと人工衛星
     日本のロケット
     各国の宇宙旅行境界

     あとがき




     最後に、極めつき。
    クレジット
     はい、そういうことです。なお、序文は糸川教授が書いています。改めて、教授の先見の明に感服しました。
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    ロケットまつりに行ってきました
     本日開催の(ああっ! 日付け変わってます!)ロケットまつりスペシャル「はやぶさは見た!」に行ってきました。
    はやぶさは見た

     ホストは松浦さんとあさりさん、ゲストは3名、それぞれ光学系の観測機器を担当された方々でした。
     すみません、詳しいところは(基本はオフレコなのであまり書けませんが)明日載せます。

     終了後、あさりさんの元に突撃し、ロケット紀行の既刊を差し上げてきました。これにて松浦さん・笹本さん・あさりさんの、ロケットまつりの主宰の方々にお渡しできたことになります。嬉しい限り。
     さあ、頑張って続刊作るぞ~!

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    夏コミ申し込みました
     本日付の消印で受理された申込書は、コミックマーケット準備会様の元へ旅立って行かれました。受かりますように。
     それと、5/5のコミティア80に参加しようと思います。先週末のコミティア79に行ってきたら、もりもり制作意欲が沸いてきました。新刊は、宇宙関係施設の見学記か、H-IIA F11打上げ見学記だといいなあ。その前に作らなきゃいけませんね。

     明日はロケットまつりです。もちろん行きます。「はやぶさ」の話となれば、聞き逃すわけにはいきませんからね。
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    今日のお天気は?
     とは言いましても、地上の事ではありません。
    宇宙天気情報センター(NICT)
     太陽活動の現況と、地球周辺の磁場や太陽風の状況を観測・予報しています。ESAとNASAが共同で運用している、SOHO衛星によるデータを使っているようです。
     ここの「リアルタイム宇宙天気シミュレータ」内の動画データが面白い。太陽風に吹かれて刻一刻と変化していく地球磁気圏の様子が、一日ごとに見られます。
     凄いです。うねうね動いています。太陽系は生きてるんですね。フレアの届いた日とそれ以外の日を比較してみると、磁場が乱されているのがよくわかります。電波が飛ばないわけが視覚的に分かって大納得でした。

    世界に無神経さを示した中国の衛星破壊
     先日の一件を、松浦晋也さんが記事にしました。繰り返しになりますが、これほど大規模なケスラー・シンドローム(軌道上構造物の連鎖的な破壊)もどきをこの目で見る日が、まさかやってこようとは。おそらく予想していなかった国際社会からの非難を受け、あの国の上層部は火消しに必死なんでしょうね。
     他の衛星もそうですが、ISSにぶつかってしまったりしたら、本物のケスラー・シンドロームが発生するのは必至。それこそ宇宙への道が閉ざされかねませんよ。

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    きく8号(ETS-VIII)、通信系のトラブル発生
    技術試験衛星VIII型(ETS-VIII:きく8号)通信系ミッション機器の異常についてJAXA
     以下、一部を引用します。

     情報通信研究機構(NICT: 理事長 長尾 真)及び宇宙航空研究開発機構(JAXA:理事長 立川 敬二)は、技術試験衛星VIII型(ETS-VIII:きく8号)通信系ミッション機器の電源投入試験を共同で実施しておりましたが、平成19年1月30日11時08分頃(日本時間)、同機器の低雑音増幅器(LNA)(NICT担当)に電源投入したところ、異常な動作が見られました。


     さっそくトラブルを出した模様。復旧の可能性は高そうですし、最悪でも全く通信できなくなるということはなさそうなので、続報待ちです。
     技術情報は以下のページからリンクをたどった先にありますが、悲しいかな文系頭の私にはちゃんと分かる語が半分くらいしかありません。
     たぶん「大型アンテナ技術」か「移動体デジタルマルチメディア放送システム技術」あたりに記載のあるパーツだと思うんですが・・・。
    きく8号JAXA宇宙利用推進本部)
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    JAXAのHP、リニューアル。そして中国宇宙開発が・・・
     JAXAホームページが全面リニューアルしてました。行ってみたらなんだか真っ白になっていて、一瞬「あれ? 間違えたかな」と思わせるくらいでした。
     コンテンツもすっきりと整理されて、ずいぶん使いやすくなったと思います。広報がやっと前面に出てきましたね。いいことです。

    中国の衛星破片、軌道にびっしり…人工衛星などに脅威(読売新聞)
     記事を一部転載します。

     中国の弾道ミサイルによる衛星破壊実験で発生した約10センチ以上の破片(デブリ)が地球の上空を大量に取り巻き、国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星が危険な状態にさらされていることが米民間分析機関によるコンピューター画像の分析で明らかになった。

     雲のような無数のデブリが北極から南極の上空を通る軌道をびっしりと埋めており、赤道に対して約50度傾いて地球を回るISSが、南半球の上空でデブリ帯を通過することがわかった。

     分析したのは世界の宇宙機関や軍事専門家らに衛星解析データを提供する「CSSI」のトーマス・ケルソ博士。北米航空宇宙防衛司令部が正確に把握した大きさ10センチ以上と見られる517個のデブリの軌道データなどをもとに、日本時間先月12日の破壊から14時間の動きを追跡した。

     破壊された衛星は高度約850キロにあったが、デブリの一部は破壊の衝撃で軌道を外れ、高度200~3500キロの範囲にまで散らばった。追跡できていない10センチより小さなデブリは、さらに数千個はあると見られている。


     なんというか・・・「プラネテス」(幸村誠・講談社)の世界が現実になってしまったんですね。ケスラー・シンドロームとか、考えるだに恐ろしい。

    破片のイメージ図

     破片のイメージ図。全球を覆っているのがよく分かります。
     作成元は、おそらく分析を担当したCSSIだと思います。
     そういえば、中国って宇宙条約批准してましたっけ?


    以下、全面転載。
     元記事は
    「きぼう」日本実験棟の打上げ時(STS-123 1J/A)にスペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士の決定についてJAXA
    です。

    きぼう」日本実験棟の打上げ時(STS-123 1J/A)にスペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士の決定について
    平成19年1月30日
    宇宙航空研究開発機構


     米国航空宇宙局(NASA)は、「きぼう」日本実験棟(JEM)を打ち上げる1便目(STS-123 1J/A)のスペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士を、下記のとおり発表しましたのでお知らせいたします。
     国際宇宙ステーション(ISS)計画において、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発している「きぼう」は、スペースシャトルで3回に分けて打ち上げられることになっており、1便目では、船内保管室を打ち上げ、ISSに取り付けます。また、カナダ特殊目的ロボットアームの輸送及び取付けも行います。
     同便には、すでに土井宇宙飛行士が搭乗することが決定しており、山崎宇宙飛行士も、クルーサポートアストロノート(搭乗者支援宇宙飛行士)として地上から支援することになっています。

    搭乗員:
    コマンダー ドミニク・L・ゴーリ
    パイロット グレゴリー・H・ジョンソン
    MS リチャード・M・リネハン
    MS ロバート・L・ベンケン
    MS マイケル・J・フォアマン
    MS 土井 隆雄(どい たかお)


     以下は参考リンク。
    NASA Assigns Crew for Japanese Lab and Canadian Robotics MissionNASA・すべて英語)
    「きぼう」ミッション正式発表(sorae.jp)

     なお、STS-123は、今年末から来年頭(2007/12~2008/1)くらいに予定されています。
     そこのアナタ、MSは「ミッション・スペシャリスト」ですよ(笑

     本日、卒論面接。無事に終わってほっとしています。何とか卒業できそうです!
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    Freemail、サービス終了
     長年使ってきたサブアドレスが、1/31で消滅した。
     その名も「Freemail」といい、あの平成電電が運営していたサービスだった。
     無料サービスなのに広告がほとんどなく、いったいどうやって運営しているのかと思っていたら、案の定会社がなくなってしまった。時代の流れというより他ないが、一抹の寂しさがある。
     なにしろ取得したのは96年くらい、足かけ11年の付き合いだったのだ。

     最終的に20基程度のサーバ(サブドメイン)になったが、私のは「capella」サーバ、早いほうから3番目、申し込んだころはまだ駆け出しのサービスだった。そもそもあの時点でサブアドレスを持つのはなんだかアングラ的な匂いがしたものだ。
     当時の無料メールで、サーバの容量が10MBというのはものすごく多く、それが魅力だった。
     いろんなところで晒していたアドレスだったので、一時期ものすごくスパムが増えたことがあった。それも、フィルタソフトの登場で劇的に減った。
     この11年、インターネットの隆盛をともに見つめてきたアドレスだった。
     余談だが、平成電電の通信事業をを受け継いだ日本テレコムは、いつのまにかソフトバンクテレコムになってしまっていた。このアドレス、まさにネットの歴史を渡り歩いてきたアドレスだったのだ。

     そういえば、初めてネットにつないだころは、ベッコアメのトップがまだ黄色かったし、Googleも2chもなかったし(私は「あめぞう」に入り浸ってたクチです)、CMにのせられてアナログ56kbpsからISDNに乗り換えたクチだったし(大笑、いろいろ変わったもんだ。「テレホ」とか「ミカカ」とか「愛銅鑼」、「米塩」、「和塩」なんて、今の人はどれだけ知っているのかしらん。あのころのネットはまだ人数が少なく、仁義が生きていたなあ。
     なんだかじじむさくなってしまった。この辺で終わるとしよう。
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