文系宇宙工学研究所へようこそ!



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      打上げ見学記「ロケット紀行」シリーズ、打上げ見学と宇宙関係施設観光のためのガイドブック「宇宙へ!」などの同人誌を販売中。


     オススメ・お役立ち  
      ・種子島ロケット見学マップ(PDF版:2010年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)
      ・ロケット見学案内記第6版(PDF版:2011年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)

    イベント参加予定:東京とびもの学会2017 3月12日(日)於ハイライフプラザいたばし
             おもしろ同人誌バザール3 4月2日(日) 於JR大崎駅南改札前 大崎夢さん橋
             COMITIA120 5月6日(土) 於東京ビッグサイト

      自家通販            委託中(『ロケット紀行』他)通販あり
                 

    ティプトリーの遺産
     ジェイムズ・ティプトリーJr.というSF作家がいました。
     私の大好きな作家です。
     その短編集『たったひとつの冴えたやりかた』の冒頭で、『輝くもの天より墜ち』という作品への言及があります。
     これは作者の遊びだったのですが──そしてもちろんこの作品を読まずとも『たったひとつの~』は充分すぎるほど楽しめるのですが、それでも読みたいのがファンの心。
     ところが、1985年の原書出版以来ずっと翻訳されず、ある意味幻の作品と化していました。(私は諦めて原書を買ってしまいました)
     ですががこの7月、早川書房から日本語訳が刊行されていたのです。
     気づかなかった。教えてくれたKくんに感謝。

     ありがとう、早川さん。とても嬉しいです。



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    愕然としたこと
     集英社be文庫の本を読んだ。
     まど・みちお「いわずにおれない」。
     いい本だった。
     読み終わった後、奥付を見て愕然とした。
     そこにはこうあった。

      造本には十分注意しておりますが、
      乱丁・落丁[本のページの順序の間違いや抜け落ち]の場合は、お取り替えいたします。

     落丁・乱丁・・・こんなことにまで解説が必要になってしまったのか。
     根は深そうである。
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    清少納言の「白氏文集」
     読売オンラインのニュースより。

    宇宙でナイスショット!? 史上最長記録間違いなし

     【ワシントン=増満浩志】米航空宇宙局(NASA)は17日、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のロシアの飛行士が22日夕(日本時間23日朝)、船外活動中にゴルフボールを宇宙空間へ打ち放つ計画を発表した。
     これは史上最長距離の打球となる見込みだ。
     ロシアがカナダのゴルフ用品メーカーから受注したコマーシャルの撮影で、ミハイル・チューリン飛行士が同社のクラブを片手で振って、特設の場所から1~3発のボールを打つ。
     ボールは、通常のゴルフボールと大きさは同じだが、重さは15分の1の約3グラム。NASAは、宇宙空間を漂い続けたボールが将来、ISSなどを傷つける恐れがないか検討してきたが、2~3日でISSの軌道から外れてしまうので問題ないと結論付けたという。
    (2006年11月18日13時34分 読売新聞)
     なるほど、周回軌道と同じ長さのショットならば、間違いなく最長でしょう。すぐに大気圏に突入するとしても、約42565km*周回数の長さになりますね。(地球は半径6378km、ISSは高度400kmの円軌道として概算)地上じゃ不可能な数字です。
     今日、卒論に使う専門書を買いました。「白氏文集」の研究書です。なので、それに関した話を、ちょっと。

     「白氏文集」(以下「文集」と称)は、中国・唐の時代の詩人、白居易(字は楽天)の詩文集です。今風に言えば「白居易全集」みたいなものですが、それが平安時代の初めに遣唐使船に乗って輸入されてきて、あっという間に京のミヤコの貴族たちに広まりました。
     白居易は晩年、ちょっと仏教にハマってしまった時期があるので、それが受け入れやすかったのと、変にしゃちほこばらず、ライトで読みやすい文章だったことが、当時の日本人の感性によっぽどマッチしたのでしょう。

     当時の知識人たちに「文集」が広く読まれていた証拠としては、「枕草子」がよく例に引かれます。(注:11/23記事を訂正。ご指摘に感謝します)

     ある冬の日、中宮・定子とそれに使える女房たちが雪の降り積もった庭を見ている。ふと定子が、
    「香炉峰の雪はいかにしてみるのかえ?」
    と問いかけた。女房連はまあ普通に答えるのだが、清少納言はついと進み出て、定子の前に垂らされた御簾をはね上げ、
    「こうして見るのでございます」
    と答え、たいそう褒められた。

     とまあ、こんなエピソード。
     この時の式部の行動は、「文集」16巻に収められている
    「香炉峰下新たに山居を卜し、草堂初めて成り、偶々(タマタマ)東壁に題す五首」
    という5つ組の詩のうち、4番目にある一節、
    「香炉峰雪撥簾看」(香炉峰の雪は簾(スダレ)を撥(カカ)げて看る)
    から出た行動です。彰子も周りの女房達も褒めたというので、これは共通理解があった証拠です。一般教養というレベルで、「文集」は浸透していたのです。
     他にも、紫式部と「源氏物語」が、「文集」をネタにしているのは有名な話。

     「香炉峰~」の詩は、幸いにしてその全文を知ることが出来ます。(後に掲載)
     しかし残念ながら、式部や他の平安人が読んだだろう「文集」がどんなものであったのか、その全貌を知ることは今では不可能になってしまいました。
    「そう言っても「白氏文集」全71巻、今でもちゃんと読めるではないか」
    そうおっしゃる向きもあるかもしれません。確かにそれはその通り、71巻の「文集」は現存しますし、図書館にでも行けばたぶん置いてあります。しかしその本文は、平安時代のものではないのです。

     唐の時代、重要な本のほとんどは、まだ写本でしか存在しませんでした。「文集」もこの例に漏れません。この時の作品の配列は白居易自身が決め、詩も文もごっちゃに混ざったものでした。
     時代は下って、宋代(正確には北宋)に、木版本が出来ました。この時は、どうやら白居易の書いたそのままの順番で翻刻したようです。(現物は未発見なのでこれは仮説)
     やがて宋は北半分の領土を奪われ、南に遷都します(南宋)。この時代になると、官吏登用試験の科挙が盛んになってきます。受験者は白氏文集を読むことも必須なのですが、分量が多い上に詩と文が入り交じっていたのでは、いかにも読みづらい。そこで、少しでも読みやすくしようと、前半は詩、後半は文、という順に並び替えてしまったのです。
     その後、中国では写本の配列を持つ「文集」は滅び、木版本にしても北宋時代のものは無くなってしまいました(南宋の時代のものは残っている)。
     日本には、前者は平安時代、後者は鎌倉~室町時代に伝えられました。
     紫式部が「文集」を読んだ時代、木版本はまだこの世に存在しない(王朝が宋になるのはまだ先のこと)ので、彼女が読んだのは当然ながら写本の系統を引く本文でした。
     けれど、中国から伝わったオリジナルは日本でも滅び、写本系の本文もまた、断片的にしか残っていません。
     辛うじてオリジナルの配列は分かっているのですが、本文は、半分ほどが闇の中。

     そんなわけで、平安知識人が読んだ「文集」はどんな文章だったのか、というのは充分研究する余地があるわけです。答えが出ない問題でもありますが・・・。

     本文が滅んだのに、どうやって「オリジナルに近い」ものが分かるのか、というと、他の作品に引用されている文章を探してくるのです。宋の木版ができる前に「文集」を引用した作品は、当然唐の本文を引用してくるしかないので、その時代に書かれた文章を集めて、引用箇所を探すわけです。

     こうして少しずつ積み重ねていけば、いつかオリジナルに近いモノができるのかなあ、と「白氏文集」の研究者は夢見ているのです。

    香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁 五首(その4)
    (香炉峰下新たに山居を卜し、草堂初めて成り、偶々東壁に題す 五首 (その4))

      日高睡足猶慵起  日高く睡り足りて猶ほ起くるに慵(モノウ)し
      小閣重衾不怕寒  小閣に衾(フスマ)を重ねて寒を怕(オソ)れず
      遺愛寺鐘欹枕聴  遺愛寺の鐘は枕を欹(ソバダ)てて聴き
      香炉峰雪撥簾看  香炉峰の雪は簾(スダレ)を撥(カカ)げて看る
      匡盧便是逃名地  匡盧(キョウロ)は便(スナハ)ち是れ名を逃るるの地
      司馬仍為送老官  司馬は仍(スナハ)ち老を送るの官たり
      心泰身寧是帰処  心泰く身寧(ヤス)きは是れ帰する処(トコロ)
      故郷何独在長安  故郷何ぞ独り長安のみに在らんや

     現代語訳
    香炉峰の下に新たに小さな隠居所を造って、小さな家ができ、その東の壁に思いつくまま書き付けた五首 その4

     日は天高く昇り、もう十分に眠ったというのに、まだ起きるのがけだるい
     小さな家の中、布団を重ねて掛けているので寒さの心配はない
     遺愛寺から聞こえる鐘の音は枕を立てて(頭を少し高く持ち上げて)聴き
     香炉峰(に積もった)の雪は部屋のすだれを跳ね上げて見る
     ここ匡盧は世間の名声から逃れてくる土地であり
     司馬は老後を送るものに贈られる官職である(注:司馬はいわゆる「名誉ある閑職」である)
     心が安泰で我が身が落ち着くところこそ安住の地であり
     故郷はなんで長安だけになろうか

     その4、というからには1~5まであるのですが、それはそのうちに。

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    神田神保町、古書の街
     ここ何日か、神保町に通い詰めています。
    とは言っても趣味ではなく、アルバイトのお話。(趣味との境界線がなかなか曖昧ですが)
     現在、神保町は「古本まつり」(青展)の真っ最中。年に一度のお祭りです。
     手押しワゴンで露店を出して、靖国通り沿いで売ってるのですが、これがなかなか面白い。「本が好き」という一点で一致していても、実にいろんなタイプのお客さんがいるんですね。黙って本を差し出して淡々と買っていく方、ちょっと値引き攻勢をかけてみる方、買うべきか否か、時間をかけてじっくり吟味していく方、ほぼ直感で選んで満足げな方、ちょっとした人間観察です。

     青展は11/1(水)まで。お越しの際は是非当店にお立ち寄りを。にっこり笑ってご案内いたします。

    10/31追記:青展の雰囲気、何かに似てると思ったらコミケでした。あれを都市空間レベルに広げたら、そのまんまです。こまいブースが出て、お気に入りの本を探して人が群がる。違いは古本祭りが「商売」だということでしょうか。
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    「宇宙へのパスポート」3
    発売していたので、早速買ってきました。
    なんか今回は、ロケットだけではないじゃないか!
    あ、いい意味ですよ。もちろん。
    うふふふ、ページをめくるのがこんなに楽しいなんて。

    そういえば、最近読んだ「宇宙ロケットの世紀」(野田昌宏/NTT出版)も、米ソの宇宙開発を軸にして、ロケット開発史をわかりやすくまとめていて、いい本でした。ハンドブックとしても使えそう。

    我ながら、相変わらず宇宙づいてますなあ。
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    笹本祐一、ついにコンプリート!
    笹本祐一の作品のうち、最後に残っていた
    「RIO」(富士見書房(ファンタジア文庫)1989/2/20)
    「スターダスト・シティ〔1〕」(朝日ソノラマ(ソノラマ文庫)1986/1/31)
    「スターダスト・シティ〔2〕」(朝日ソノラマ(ソノラマ文庫)1986/6/30)
    を購入し、ついに同氏の作品、フル・コンプリートです!ゴールデンウィーク中に、「そういえばどんぐらい揃ったんだろか」と調べてみると、上記三冊以外は本棚に収まっていることに気づき、いてもたってもいられなくなって、Amazonで注文してしまいました。作品をコンプした作家さんは初めてです。
    では、個人的メモもかねて、以下に笹本祐一の書誌を、調べられた限り掲載。

    文庫作品

    「妖精作戦」
    「ハレーション・ゴースト 妖精作戦PartII」
    「カーニバル・ナイト 妖精作戦PartIII」
    「ラスト・レター 妖精作戦PartIV」

    「スターダスト・シティ」〔1〕〔2〕

    「大西洋の亡霊 バーンストーマー1 」

    「星のダンスを見においで」①・②

    「ARIEL(エリアル)」1~20
    「ARIEL 外伝」1・2

    「星のパイロット」
    「星のパイロット2 彗星狩り」上・中・下
    「星のパイロット3 ハイ・フロンティア」

    「裏山の宇宙船」 前編・後編

    「小娘オーバードライブ」1~4

    「RIO」
    「天使の非常手段RIO」(「RIO」の新装改訂)

    「ほしからきたもの。」1・2

    文庫以外の作品

    「星のダンスを見においで」(新装改訂)
    「裏山の宇宙船」(新装改訂)
    「小娘オーバードライブ 完全版」1・2
    「宇宙へのパスポート ロケット打ち上げ取材日記1999‐2001」
    「宇宙へのパスポート2 M-V&H-2Aロケット取材日記」
    「ARIEL読本」

    計53冊
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    open!
    なんだか最近にぎやかです。
    NEETだなんて。
    そういえば今日は「電車男」公開日でしたね。

    今日の読書
    筒井康隆『東海道戦争』:中公文庫、\686+TAX
    処女作品集だそうですが……。スラップスティックですか、こりゃまた古い。ハードカヴァーがA.D.1976出版というと、僕の生まれる前ですか。内容は、現在からすればなんだかなぁ、という感じです。強いて言うなら最後の「堕地獄仏法」がいいんじゃないかと。
    恍瞑党に法華経に、総花学会ですか。おまえら政教一致だろ! というのは使い古されたネタっちゃそれまでですが、残念ながらぶっくわぁむはこんなきわどいのが大好きなんだから仕方ない。
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