文系宇宙工学研究所へようこそ!



    宇宙ニュースが中心のブログです。同人サークル「液酸/液水」の告知ページでもあります。

    告知板  ※IE・Sleipnir・Firefox推奨。
      ようこそ文系宇宙工学研究所へ。
      管理人・金木犀の同人サークル「液酸/液水」の告知ページも兼ねています。

      ロケット打ち上げ見学の案内がメインのはず。種子島、内之浦のロケット&観光情報、最新の宇宙ニュースなどを紹介。
      打上げ見学記「ロケット紀行」シリーズ、打上げ見学と宇宙関係施設観光のためのガイドブック「宇宙へ!」などの同人誌を販売中。


     オススメ・お役立ち  
      ・種子島ロケット見学マップ(PDF版:2010年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)
      ・ロケット見学案内記第6版(PDF版:2011年現在)はこちら(リンク先画面のダウンロードをクリック)

    イベント参加予定:東京とびもの学会2017 3月12日(日)於ハイライフプラザいたばし
             おもしろ同人誌バザール3 4月2日(日) 於JR大崎駅南改札前 大崎夢さん橋

      自家通販            委託中(『ロケット紀行』他)通販あり
                 

    「ユニバース」ご来場御礼
     2017/02/18の「ユニバース」、たくさんの方にご来場頂きましてありがとうございます。
     2回ともほぼ満席という盛況ぶりで驚きました。
     少しでも打ち上げや、種子島や内之浦への旅行に興味を持って頂けたのなら嬉しいです。

     それでは、次はどこかの宇宙施設か射場の辺りでお目にかかりましょう。


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    科学ライブショー「ユニバース」にお招き頂きました
     直前の告知でごめんなさい。
     東京・九段の科学技術館で毎週土曜日にやっている科学ライブショー「ユニバース」にゲストとしてお招き頂きました。
     本日、2017年2月18日(土)、第一回: 14時~ 第二回: 15時30分~ 各回約40分のうち、最後の10分程度の時間を頂き、東京から鹿児島までロケットを見に行って帰るまでのお話をしたいと思います。よろしくお願いします。

    「ユニバース」公式サイト
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    イプシロン2号機/「あらせ」(ERG):久々に打ち上げを見た
     2014年12月3日、H-IIA F26/はやぶさ2が打ち上げられました。幸先の良さを感じさせる、青空にまっすぐ伸びる気持ちのいいロケット雲が印象的でした。

     それから丸2年、打ち上げに振られ続ける日々が続きました。
     2015年8月のH-IIB F5/「こうのとり」5号機は延期に泣き(この機会だからとフェリー「はいびすかす」に乗って帰るあたり、転んでもただでは起きないのです)、16年2月のH-IIA F30/「ひとみ」もまた、延期に泣きました。(帰りに初めて呉と江田島に行けました! やっぱりただでは起きません)あ、でも、F30は都庁の展望台から飛行中と第一周回後の残存燃料放出の姿を見ましたよ! その後ペイロードの「ひとみ」は残念なことになりましたが。

     3度目の正直なるか、と挑んだのが16年12月20日予定のイプシロン2号機/ERG(ジオスペース探査衛星)です。一発勝負で挑んだ見学でしたが、見事成功! 2年と2週間ぶりに打ち上げを眺めることができたのでした。
     固体ロケットの夜打ちを見るのは初めてのこと、いったいどのように撮ったものやら。
     設定に悩みながら現地に行ってみると、前日までの雨で地面がものすごく湿気ていて、そのせいで湿度が高い。望遠レンズ越しにロケットを見てみると水蒸気のせいでゆらぎ、もやけ、ピントが合わせづらいことこの上ありません。しかもレンズは数分で完全に結露してしまい、どうしようもありません。
     こんな条件での撮影は初めてです。事前に考えた設定は全く吹っ飛んでしまい、現状合わせで少しずつ設定を追い込んでいくことになりました。

    CIMG4489.jpg
    いつも成功の願掛けに買っている万カツサンド越しに射点を見る。「何やってんだ」と突っ込まれました。

    CIMG4518.jpg
    鮮やかな夕焼け。雲はありません。この時はまだ湿度との戦いになろうとは思ってもいませんでした。

      IMG_3786.jpg 
    打ち上げを待つイプシロン2号機。
    明るさが残るうちに何とかピントを追い込んでいく過程での1枚。

     IMG_3851のコピー

    発射! 10秒前までレンズの露を拭っていました。

    PC201486.jpg
    夜なので、長時間露光で軌跡を撮ろうと画策しましたが、夜露にやられて果たせず。
    リベンジしたいです。

    IMG_4002.jpg IMG_4014.jpg
    打ち上げ翌日、成功祝賀の横断幕。

    IMG_4111.jpg
    ランチャは予想より焦げていませんでした。煙道の効果でしょうか。

    IMG_4254.jpg
    ジオスペース探査衛星ERGの愛称は「あらせ」になりました。命名の由来となったのは肝付町を流れるこの川です。

     イプシロン2号機では、射点が見える唯一の見学場所である宮原台地に行くためには、二重の選別を経なければなりませんでした。ひとつめは前回同様の事前抽選に当選すること、二つ目は、5500円のバス代を払うこと。前回の道路混雑を受けて警察から指導が入ったと言うことで、指定場所に車を留めた上で街が手配した(近畿日本ツーリストに委託)シャトルバスに乗っていくことが必須でした。宮原台地以外は特に制限はなく、自家用車やレンタカーで行くことが出来ました。
     この5500円のバス代をどう見るか、です。
     私は宮原から写真を撮りたかったので支払いましたが、高額だと感じました。鹿屋から宮原まで往復するだけ、他は何にもありません。夜でしたから、せめてお弁当と飲み物くらいは欲しいところです。撮影者としては、打ち上げ後余裕をもって機材撤収をしたいところでしたが、これも叶わず。泡を食ってとりあえず詰め込んでバスに戻るという慌ただしいことになりました。
     先述の通り、宮原は射点が見える唯一の一般見学所です。ということは、しっかり撮影したいマニアはお金を払ってもここにやってきます。実際、そうでした。持ち込む機材も多いので、撤収にも時間がかかるわけですから、せめてあと15分出発までの余裕が欲しかったです……。

     いつもなら、射点を眺めながらネット中継を見て衛星分離まで見届ける、としているところです。さすがにこれは長いとしても、打ち上げ後30分は短すぎます。急かされていたので余韻に浸ることもあまりできませんでした。
     今回は平日の打ち上げだったこともあり、事前抽選とは言っていましたが予定数を下回り、3次募集まで行われていました。もう少し宣伝を上手くやっていれば、もっと人が集められたのではないかなあと思います(撮影者としては増えすぎると困ってしまうのですが、町としてはその分お金が落ちますからね)。
     というわけで、バス運用の趣旨には賛成なのですが、運用と告知には色々と改善点があるのではないかと思うのでした。
     夜打ちは美しかったぞ!

    CIMG4504.jpg CIMG4506.jpg
    今回の撮影機材。OLYMPUS E-P1+LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.
    Canon EOS 50D+ZUIKO 300mm F4.5
    OLYMPUS OM-1+ZUIKO 28mm F2.8
     E-P1はたぶん今回限りで退役です……。

     打ち上げ見学記をここで書くのは何年ぶりでしょうか。久々すぎてちっとも文章のカンが戻ってきません。SS-520-4/TRICOM-1も見ているのですが、それはまたそのうちに。


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    液酸/液水のC91新刊について
     最近すっかり同人告知用と化してしまっている当ブログですが、やっぱり今回も同人告知です。
     液酸/液水の1016年冬コミ、C91の新刊を入稿しました。

    『MABES 「じんだい」―日本初・相乗り衛星の軌跡―』予価1000円
    本文モノクロ44p/カラー口絵6p
    謎多き人工衛星「じんだい」、世界初の解説本
    「じんだい」本表紙   じんだい本1
    じんだい本2   じんだい本3

     ちょうど30年前、H-Iロケット1号機で打ち上げられた「じんだい」という人工衛星がありました。それまで衛星をやってこなかったNAL(航空宇宙技術研究所)が、新時代の姿勢制御法を切り開くべく、磁気軸受の宇宙実験を目的として製作したこの衛星は最終報告書が出ておらず、JAXAのホームページにも詳細がありません。講談社ブルーバックスの『完全図解・宇宙手帳』や、それの元となった『JAXAノート』のイラストも、不思議な線があったりして何だか怪しい。つまりは、「じんだい」の概要を知ることは困難を極めていました。ましてや、衛星の中身などどうしたものか。そう思っていました。

     2014年、私は、ひょんなことからこの衛星でプロジェクトマネージャを務められた、元JAXA(統合前のNAL)の中島厚教授の知遇を得ました。千載一遇の機会と「じんだい」の事について教えて欲しいとお願いしたところ、快く許していただけました。
     先生のお話は、初めて知ることだらけでした。しかもその時、地上テスト用の構体が現存しているとおっしゃったのです!
     先生は長野県の須坂市に私設博物館「宇宙と農業資料館」を開設されました。構体はそこに鎮座していました。初めて目にしたときの喜びは忘れることができません。失われたはずの情報が、現物が、そこにはありました。私たちの取材は、時折そこに行って先生の話を伺い、資料を縦覧して質問をする、ということになりました。
     爾来、取材に2年、執筆に半年、参考文献77本を読み込んで、満を持しての頒布開始となりました。

     謎多き衛星「じんだい」の中身が、実験概要が、開発目的が、打ち上げ30周年の年に、一次資料と関係者の証言をもとに明らかになりました。もう謎とは言わせません。

     液酸/液水が自信を持ってお届けする、世界初の「じんだい」解説本、どうかご覧下さい。

     C91お品書きはこちら(クリックで拡大)
    じんだい本告知


     年明けまで自家通販を停止します。また、『宇宙(そら)へ!第3版』紙書籍版は、手持ち分を売り切りました。以後COMIC ZIN様にてお求め下さい。

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    イプシロン2号機打ち上げ予定発表
    イプシロンロケット2号機によるジオスペース探査衛星(ERG)の打上げについて(JAXA公式)
    打上げ予定日 : 平成28年12月20日(火)
    打上げ予定時間帯 : 20時00分~21時00分(日本標準時)
    打上げ予備期間 : 平成28年12月21日(水)~平成29年1月31日(火)
    打上げ場所 : 内之浦宇宙空間観測所
     夜打ちキターーーーーーーーーーーーーーー!
     冬コミ原稿入稿後だーーーーーーーーーーーーーーー!
     ということで行くのを前提に予定を組みたく思う次第。ただし、直前の12月9日にH-IIB F6/こうのとり6号機があり、このスケジュール次第では遅れていく可能性が充分にあります。(可搬式アンテナとかを内之浦まで持ってこなけりゃなりませんし)
     あと、宮原台地は今回も抽選とのこと。
    moblog_4bd2f9c0.jpg
     SS-520-4はいつだろうなあ……。こちらが今年度の本命なのですが。

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    C91当選しました
     液酸/液水は、2016年冬コミ当選しております。

    ・コミックマーケット91 2日目(12月30日・金曜)東7ホール h-25b

     新設の東7ホール配置となりました。新品のホールの初使用、なんだかわくわくしますね。
     新刊は鋭意執筆中です。できあがれば、初の共著にして初の衛星解説本になります。
     内容は、「じんだい」(MABES)について。H-I初号機で打ち上げられ、成功したにもかかわらずあまり情報が出回っていないので色々調べて見ました。
     どうぞよろしくお願いします。
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    ロゼッタ・ミッション終了によせて:1枚のイラストから思ったこと
     2016年9月30日、ESAの彗星探査機「ロゼッタ」のミッションが終わりました。打ち上げは2004年3月2日のこと。アリアン5+によってギアナ宇宙センターELA-3発射台から旅立ちました。
     その時の様子は、ESAのサイトにアップロードされています。
    Launch of Rosetta, 2 March 2004(ESA)

     目標としていた彗星 67P/Churyumov-Gerasimenko(チュリモフ・ゲラシメンコ彗星)に到着したのは2014年8月6日。その年の11月12日に着陸機「フィラエ」を投下します。
     当初は2015年末で終了予定でしたが9ヶ月の延長が認められ、本日、C.G.彗星に硬着陸し、12年6ヶ月と28日という、長期にわたるミッションを完遂することとなりました。
     ロゼッタミッションは、そもそも1986年のハレー彗星最接近時の国際協力探査――「ハレー艦隊」と呼ばれる――を受け、その後を見据えて計画されたものです。
     当初はNASAとの共同でしたが、1992年に離脱したため、以降はESAの単独ミッションとなりました。
     1992年からと考えても24年、ハレー彗星最接近の年から考えると30年。最初から関わった人は、職業人としての人生の半分以上をこの探査機に捧げたという計算になります。
     探査機の名前「ロゼッタ」は「ロゼッタ・ストーン」に由来します。1799年7月15日、ナポレオンのエジプト遠征の際に再認識されてヨーロッパに持ち帰られ、その後シャンポリオンによるヒエログリフの解読のきっかけとなった石版です。
    rosettastone.jpg
     彗星を探査することで、そこに秘められた太陽系や生命の起源を「解読」しようという意気込みが感じられます。
     着陸機の「フィラエ」も、ヒエログリフ解読に関係する名前です。その由来は「フィラエ・オベリスク」。1815年に上エジプトのフィラエ島で発見されウィリアム・ジョン・バンクスが入手したオベリスク(石柱)です。ヒエログリフ解読には直接繋がらなかったのですが、シャンポリオンによる解読の際に、バンクスの研究が寄与したことが評価されています。
    Geograph-1789450-by-Eugene-Birchall.jpg(Credit : Wikipedia)
     ……というミッションの概説は、webを探せばいくらでも出てきます。公式サイトも充実しており、大抵の情報はここを見れば大丈夫です。
    http://www.esa.int/Our_Activities/Space_Science/Rosetta(公式/英語)

     久々にブログを更新する気分になったのは、今日、ロゼッタミッションの公式twitterアカウントから 発信された一枚のイラストについて書きたかったからなのです。

    CtmYpgtXgAA73iJ.jpg
     任務を終えたロゼッタ探査機を、6機の先輩と1機の仲間が迎えています。
     左からすいせい、ディープ・インパクト、ISEE-3/ICE、ジオット、ベガ(号機不明)、スターダスト、フィラエ。
     すいせい、ICE、ジオット、ベガはかつてハレー艦隊を組んだ偉大な先輩探査機たち。ディープ・インパクトは彗星に衝突機を打ち込んで内部を探査しようという試みをした機体で、スターダストは宇宙塵を地球に持ち帰った最初のサンプルリターン・ミッションです。フィラエは一足先にC.G.彗星で眠りに就きました。真ん中にジオットを置くのはさすがです。この探査機はESAのものでしたから。
     このイラストを見ながら涙が溢れました。終わりなんだなあという感慨と、歴史の一部になってゆく実感と、偉大な先輩達に迎えられるくらいの成果を上げ、無事にミッションが終わる事への安堵と。
     もちろん私は一介のファンに過ぎません。この記事をお読みの皆様の中には、部外者がこうした感慨を持つことをよしとしない方々も居られることでしょう。
     ですが、打ち上げ直後から動静を見守ってきた者としては、大きな感慨を覚えるのです。
     長いことお疲れ様でした、ロゼッタ。まだ見ぬ世界の素敵な写真をたくさん見せてくれてありがとう。そこに行けたことが少し――否、かなり羨ましいぞ。
     そして、願わくば後に続く探査機が現れますように。

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    H-IIA F31/ひまわり9号打上げ日決定
    JAXA | H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の打上げについて(JAXA)
     2016年11月1日(火)15時20分~18時18分(日本標準時)
     予備期間は11月2日(水)~平成28年12月31日(土)
    ということになりました。
     NHKの報道によれば、配管からのリークの補修で遅れているこうのとり6号機(H-IIB F6予定)は、2ヶ月以上遅れる見込みとのことで、H-IIB F6とH-IIA F31の順番が逆転しました。
     見に行きたいけれど、ちょっと厳しそうです。今年はSS-520による小型衛星打上げがある予定なので、そちらにターゲッティングしています。
     見に行かれる予定の方は、JAXAから配布されている
    平成28年度 ロケット打上げ計画書 静止気象衛星ひまわり9号(Himawari-9)/H-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)(JAXA)
    を一読しておくといいでしょう。
     無事の打上げを祈ります。
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