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コミックマーケット77    
配置日:2日目(12月30日)    
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読者の皆様へのお伺いと、「はやぶさ」お出迎えツアー自粛
 皆様、文系宇宙工学研究所、および「液酸/液水」への温かいご支援ありがとうございます。

 さて、当サークル発行の『宇宙(そら)へ! 宇宙開発見学総合ガイドブック』ですが、本当に嬉しいことに、再版のご要望を多数頂いています。
 とても励みになっているのですが、作者としてはもう少し読み物的なもの(現地訪問記など)や、施設情報を更新した改訂版をお目にかけたいという思いもあります。
 しかし、それにはもうしばらく(半年〜1年)ほどの時間がかかってしまいます。
 そこで、今回皆様のご意見を伺いたく思い、アンケートを取ることにしました。コメントやメールフォーム、あるいは拍手メッセージなりでご意見を頂けますと嬉しいです。

1.現在のバージョンのまま、ミスを訂正し、現地情報を可能な限り最新に更新して再版を希望
2.改訂版を希望(*)

(*)改訂版の変更点は以下の通り。
・現地情報を最新に更新
・各施設の訪問記を追加
・コラムページを拡充
・写真がなかった施設に内部写真を追加

 ご協力よろしくお願いします。

 来年6月に考えていたウーメラへの「はやぶさ」お出迎えですが、自粛することにしました。
 先日の記者会見で川口先生と記者の間で

毎日 帰還日は決まっているのか。
川口 今のところ言わないことになっている。勘弁してください。旅行する人が大変になったりするので…

(松浦晋也のL/D:はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動

というやりとりがあったということですし、また私は「できれば日本で見守って欲しい」というスタッフの方の話も聞いています。
 現地に行ってただでさえ大変なスタッフの方々に余計な気遣いをさせてしまうのは、「はやぶさ」ファンである以前に、日本人として本末転倒でしょう。
 また、ウーメラ近辺は交通の便も悪く、また町の宿やインフラも限られている。私が行くと、バスの座席や宿の部屋を一つ塞ぐことになるわけで、望ましいことではないでしょう。
 そのかわり、臼田や内之浦で、オーストラリアの地を望みながら、ファン同士で焼酎の一杯でも飲めたなら(あ、飲食禁止かな?)、最高の気分に浸れるのではないかと思います。(だれか来る人いますか?w)


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不死身の探査機「はやぶさ」またまたまた復活!
 「はやぶさ」復活! しかし、なんという奥の手。というか、こんなことできたんですね。
 國中先生も「この配線はイオンエンジンの不具合に備えてのものか」という質問に「その通り」と答えていましたし。ここまできめ細やかな冗長設計がなされていたということに、「のぞみ」の遺産を感じます。ちなみに状況によっては帰還が2013年にずれるかも、とのこと。(参考:http://togetter.com/li/955
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について(JAXA)

 宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)は、平成21年11月9日にご報告いたしました、小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジンの異常について、その対応策を検討してきました。その結果、今後の運用に対する見通しが得られましたので、イオンエンジンの状況を注視しつつ帰還運用を再開することとしました。

 JAXAでは、4つのイオンエンジンについて、中和器の起動確認や流量調整等を実施してきました。その確認作業において、スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることにより、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることが確認できました。

 引き続き慎重な運用を行う必要はあるものの、この状況を維持できれば、はやぶさの平成22年6月の地球帰還計画を維持できる見通しです。

 今後もはやぶさの地球帰還に向けて、注意深く運用を続けてまいります。運用状況については,適時報告いたします。


 手法:スラスタAのイオン源と、スラスタBの中和器を直結して使う。要は二つのイオンエンジンのまだまともな部分を組み合わせると言うこと。もっと俗な言い方をすれば、ニコイチ。

 なにはともあれ、おめでとう、ありがとう。
 本当に不死身だわ、この探査機。


 とりあえず来週末に帰還祈念の臼田詣でに行ってきます。
 あと、来年のウーメラ行きの件について、悩んでいます。
 今年の宇宙研一般公開で、実際に回収に行くことになっているというスタッフの方に伺った話では、
1.現地に迷惑がかかるといけない
2.自分たち(ISAS関係者)で責任が持てない
3.その他もろもろの事情
により、なるべくなら日本で見守って欲しい、とのこと。また、具体的な帰還日時は、直前か、あるいは全て終わった事後に発表する予定、と言っていました。(あくまで一般公開時点での話ですが)

 追記を重ねているうちに11月20日になりました。
 今日は、4年前、「はやぶさ」が、88万人の署名いりターゲットマーカを「イトカワ」表面に投下した日です。私は初めての「ロケット紀行」の原稿を書きながら徹夜でPCに張りつき、時々刻々移り変わる状況にドキドキしていました。
 「はやぶさ」の頑張りも、私のサークル「液酸/液水」も、全てはこの後始まりました。思い出深い日です。

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事業仕分けの感想(JAXA予算)
 今日の事業仕分けの結果は以下の通り。

・GXロケット:廃止。これは当然でしょう。開発期間はずるずる延び、しかも予算超過してもなおもメドが立たない。既得権益やめようよ。ただし、この分の予算は削減ではなく、他分野に回して欲しい。あと、何にいくら使ったか公開を希望します。
・LNGエンジン:予算凍結。これも当然でしょう。当初予想が甘すぎです。LE-7で懲りなかったのでしょうか。
・HTV:1割減。がんばった。だけれども、今後のスケジュールを考えると1割限はきつくないか? これは海外注文を取ってきて補えと言うことか。
・平成24年度以降の衛星:1割減。ワリを食うのは・・・やっぱり宇宙科学なのかなあ。今回の仕分け全体を見ていると、「国民の目に見える還元」とやらをしなければならないようだし。

 全体としては、よく踏みとどまったと思います。ただ、決して満足な予算を得られているわけではない日本の宇宙開発を鑑みると、たとえ1割限でも厳しい。けれど、この経済状況ですから、科学・技術立国政策以前にお金を回さなければならないところがあるのは当然で、しかも日本の予算は借金まみれ。このツケを今こそ払おうとしているのではないでしょうか。
 痛いことに変わりはありませんが。あ、GXについては全く同情しません。その辺は2年くらい前に書きました。まあ、今回「GXを犠牲に他のを守った」(と私には見えた)ので、最後には役に立ったのかな?

 はやぶさ2について、触れられなかったからOK、という意見をwebで見かけましたが、私は相当厳しい局面、ぶっちゃけもう中止なのではないかと思い始めました。チャンスの神様は頭の後ろがはげている、という俗説がありますが、将にそんな印象。時期を逃してしまったのでしょう。楽観論は危険です。
 先日の仕分けでは、文科省が「科学技術に費用対効果の考えはなじまない」的な答弁をしていましたが、そういう説明を求められているのだから、説得するためには相手の土俵、相手の視点で答えねばならないのではないでしょうか。とりわけ持論に固執しがちなセンセイ達相手には。

 で、現実的な話。JAXAはもう少し儲ける方向に行ってもいいのではないかと思います。「金儲け=悪」ではありません。日本は資本主義国家です。
 例えば、現在の施設案内ツアーに、有料のオプショナルプランを設けるとか、幾許か払えばプレスセンターで打ち上げ見学できるとか、グッズを販売するとか。他にも、施設の有償貸し出しや、相乗り衛星を無償ではなく有償化したり、従来相乗りでしか打ち上げられなかった超小型衛星や大学等の実験衛星の為に専用の打ち上げをセッティングしてお金取ったり(打ち上げは、各衛星の負担金額を合計してロケット1機ぶんになったらにする)、手は考えられます。
 あ、さすがに現状の全事業を追いかけているわけではないので、上記の案にもうやっていることが含まれていましてもお許し下さい。

 個人的に、宇宙関係で予算を重点配分して欲しい分野。
・宇宙探査
・次世代の人材育成、若手研究助成
・広報
・リモセン・ロボット技術の開発
・有人宇宙飛行

以下はJAXA外。
・気象衛星の冗長化

 以上、印象と感想。

 Twitterやってます。アカウントは:ついったー/金木犀

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コミティア90頒布物
 コミティア90に持ち込むものが決まりましたのでお知らせします。

新刊
・はみだしロケット紀行3 皆既日食を見てきましたin種子島
とっぱつぼんひょうし3
A5/12p/コピー(フルカラー)/\300

既刊
・ロケット紀行vol.8 H-IIA F15/いぶき見学記 寝台特急「はやぶさ」乗車記
vol8表紙
B5/32p/オフセット/\500

 新刊は目下校正中。当日をお楽しみに!

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「はやぶさ」ピンチ
 今日の午後入ったJAXAのプレスリリース。それはタイトルだけで考えたくない事態を想像させました。
小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について(JAXA)

 小惑星探査機「はやぶさ」は平成22年6月の地球帰還に向けて、第2期軌道変換を実施中でしたが、11月4日(水)(日本時間)に、作動していた主たるイオンエンジン1基(スラスタD)の中和器の劣化による電圧上昇により、自動停止していることが確認されました。以降、同スラスタの調査及び復旧を試みてきましたが、現時点では、まだ再起動に至っておりません。(後略)

 「はやぶさ」は、主推進器としてイオンエンジン「μ10」を4基搭載しており、ハイゲインアンテナ(パラボラ)を上にして見たとき、左上からZ字を描くようにA〜Dスラスタと呼ばれています。
はやぶさイオンエンジン配置

 今回はこのうち右下のDスラスタが止まっている、という内容です。(ちょうど写真で点灯しています)まだ復旧に望みをかけているような文面でしたので、ダメになったのが確定したわけではありません。しかし、復旧は難しいと見ています。
 仮にダメだった場合、ファンの間では周知のことかも知れませんが、残るエンジンはA・Cの2基になります。しかし、Aは動作が怪しいので、残されたエンジンは事実上、C1基のみ。厳しい!
A:打ち上げ直後にトラブって、運用してこなかった
B:今回のDと同じ症状により、すでに運用中止
C:生きている。設計寿命を超えて運用しており(現在は休眠中)性能は当初に比べ劣化
D:今回トラブった。イオン中和器の劣化によって電圧が上昇、自動停止

 これまでは、地球帰還に必要な推進力は、C・Dを吹かして稼ぐ予定でした。しかし、今回のトラブルでこの計画は変更を余儀なくされます。言うまでもなく、これまでの計画通りでは地球に帰還できません。
 ではどうするか、私の頭では2つの方法が考えられます。
その1:Cスラスタを長く噴射することにして、いよいよダメになったならばAを使う
その2:当初Dスラスタが担うはずだった役目をAに代替し、A・Cの2基体制にする
 個人的には、1なのかなぁ、と考えます。私ならば、起動確認できているエンジンがあと1基残っている以上、あえてトラブルのあるエンジンを使いたくはありません。地球帰還は、事実上Cエンジンの挙動にかかっているのではないでしょうか。

 不死身の探査機が、いよいよ崖っぷちに立たされたな、というのが今回のプレスリリースを見た感想です。

 しかし、嫌な予感がします。第六感なので根拠はありません。けれども、「がんばれはやぶさ!」と叫ぶ裏側で、粛々と「最期」を看取る覚悟を決めた自分がいます。
 「お前は頑張りすぎだ、もう休んでもいいんだ」、そう声をかけたくなってきます。
 ただし、今回停止していることが分かったと言うことは、通信は切れていない=姿勢の制御はできている(崩れていない)ということですから、まだまだ。

 不死身の「はやぶさ」よ、もう一度で良い、立ち上がってくれ。みんな、お前を待っているから。
 できれば弟か妹も・・・。

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現在地:空まつり会場
20091108142840
打ち上げは成功でした。
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イベント予告:空まつり
 千葉県野田市で11/8(日)に開催される「空まつり」で、モデルロケットを打ち上げてきます。エンジンにもよりますが、まあ高度100mは堅いんではないかと。
 私の機体はキットですが、全長1m超の大物です。サイズがベビーロケットに近いので、ISASカラーにしてみました。写真はあえて載せません。当日のお楽しみ、ということで。
 発射はお昼頃の予定。お暇ならぜひ。
武蔵野ロケットクラブ<ここのメンバーとしてです。

 「ロケット紀行vol.9 H-IIB TF1/HTV見学記」制作開始。
 15日のコミティア本は恐らく皆既日食見学記です。

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現在地:米沢駅
20091104170427
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